岡野玲子 1990年~1991年 小学館ビッグコミックス全4巻
きのう野球賭博の話だったんで、なんとなく、相撲マンガへ
「ファンシイダンス」のあとになるかな、岡野玲子が“スピリッツ”に連載を始めたんで、読んでた。
基本的には、典型的なアンコ型の力士・雪乃童(ゆきのわらべ)と、太りたくない筋肉質のナルシストっぽい昇龍(しょうりゅう)のライバル対決なんだけど。
いろんなキャラが出てくるんで、なにが主人公かわかんなくなる。
たとえば、デブが嫌いで家出しちゃった、相撲部屋の跡取り娘。なにかに“岡野玲子の次回作は相撲部屋に生まれたオリーブ少女の話”って紹介されてたんで、最初はこれが主人公だと思われた。
あと、いままで自分の周囲にいなかった男のタイプとして相撲取りに興味をもつ、芸能プロダクション・アイドル製造事務所「パピーズ」の2代目女社長とか。
プロ野球の取材がしたくて出版社に入ったら、相撲雑誌の編集部に配属されちゃった新卒女性記者とか。
で、やっぱ面白いのは、出てくる若い幕下力士たちの、
「オレさー やっぱ相撲取りんなってー ヨカッタって思うのはさー ムダ毛が少なくなったってことだよナ」とか、
「オレも早く化粧マワシつけてプリッとしたいナー」とか、
「やっぱ国技をやろうってんだからヨ、身だしなみは気をつけなっきゃ」とか、
ってセリフだったりします。タイトルに“おしゃれ”つけただけのことはあります。
僧侶のつぎは力士、閉ざされた世界に踏み込んでくマンガ家は貴重な存在です。
きのう野球賭博の話だったんで、なんとなく、相撲マンガへ
「ファンシイダンス」のあとになるかな、岡野玲子が“スピリッツ”に連載を始めたんで、読んでた。
基本的には、典型的なアンコ型の力士・雪乃童(ゆきのわらべ)と、太りたくない筋肉質のナルシストっぽい昇龍(しょうりゅう)のライバル対決なんだけど。
いろんなキャラが出てくるんで、なにが主人公かわかんなくなる。
たとえば、デブが嫌いで家出しちゃった、相撲部屋の跡取り娘。なにかに“岡野玲子の次回作は相撲部屋に生まれたオリーブ少女の話”って紹介されてたんで、最初はこれが主人公だと思われた。
あと、いままで自分の周囲にいなかった男のタイプとして相撲取りに興味をもつ、芸能プロダクション・アイドル製造事務所「パピーズ」の2代目女社長とか。
プロ野球の取材がしたくて出版社に入ったら、相撲雑誌の編集部に配属されちゃった新卒女性記者とか。
で、やっぱ面白いのは、出てくる若い幕下力士たちの、
「オレさー やっぱ相撲取りんなってー ヨカッタって思うのはさー ムダ毛が少なくなったってことだよナ」とか、
「オレも早く化粧マワシつけてプリッとしたいナー」とか、
「やっぱ国技をやろうってんだからヨ、身だしなみは気をつけなっきゃ」とか、
ってセリフだったりします。タイトルに“おしゃれ”つけただけのことはあります。
僧侶のつぎは力士、閉ざされた世界に踏み込んでくマンガ家は貴重な存在です。