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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

新装版 イエローバックス

2011-07-12 15:55:55 | マンガ
高浜寛 2007年 有学書林
どーでもいーけど、暑いね。暑くて本なんか読んでらんない。かと言って、外に出りゃあ暑くて具合わるくなりそうだし、結局休みの日は部屋んなかで本読むしかないんだけど。
さてさて。
この作者のマンガは、こないだ初めて読んで、気になってるんで、もう一冊読んでみた。
これは短編集。「新装版」ってことだけど、オリジナルはいつのものか知らない。
っていうか、作者のプロフィールとかもいまだによく知らないまま、読んでた。
この単行本のあとがきには、
おととしの冬に仕事が急に出来なくなっていくつか締め切りを落とし、その後自殺未遂、復帰、入院、復帰、と問題行動を繰り返すようになったので、
だなんて恐ろしいことが書かれてますけど。
巻末の初出をみると、雑誌未発表・描き下ろしの2編をのぞいて、あとは『ガロ』に掲載されたものらしい。
私は、マンガ好きなようなこと言ってるわりには、『ガロ』とか読まない、たいしたことない不勉強なやつなので、いままでまったく知らなかったのもやむをえない。
んで、マンガはというと、こないだ読んだ『トゥー・エスプレッソ』と同じように、あまり見ないタイプの不思議な画です。人物が描かれているとき、背景の景色はピントが合っていない映像のような見え方をしています。
お話のほうは、なんていうか、要約がむずかしいですね。おもしろいって言っちゃってもいいんだけど、どこがどうおもしろいか説明しろって言われたら困る。
「なーんだ、これ?」って言っちゃう可能性もなくもない。思えば、私は、大友克洋(の『童夢』と『AKIRA』以外の)とか高野文子を初めて読んだときも、「なーんだ、これ?」って思ったもんだし。
収録作は以下のとおり。
『最後の女たち』
『青い絵本(キンダー・ブック)』
『ハイウェイ.モーテル.スカイライン』
『かひなし魚の恋』
『五本足の影』
『男女(みんなの)ブルーズ』
『あそこに、美しい二つの太陽』
『My Life With K』
コメント
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