今日は、正月に撮りだめした番組の整理に取り組んだが、結構時間がかかる。特に民放のは、コマーシャルをカットするのがたいへんで、2時間番組で、12回もコマーシャルが入る。それだけ、一所懸命作った番組かというと、かなりばらつきがある。
やはり古畑任三郎の、石坂浩二さん、藤原竜也さんの1回目とイチローさんの2回目がよかった。松嶋菜々子さんの3回目は、ややストーリーが無理筋(どれも無理筋なのだが、いくらなんでも、人がすり代わったらすぐわかるはず)。
NHKでは、亜細亜の仏像100選が、教養の観点からも、私の興味の観点からもよかった。亜細亜の仏像と銘打っているだけあって、結構いろんな国の仏像も出てきた。私も意外とたくさんカバーしていることを再認識した。
その中でも興味深かったのは、モンゴルのザナバザルというお坊さん兼仏師のお話と、チベットの石窟寺院のお話。
モンゴルの仏像は、朝青龍も挙げていたので、モンゴル国内では、当たり前なのかもしれないが、私は、行ったこともないこともあり、全然知らなかった。相当立派な人であったらしいし、仏像もすばらしい。モンゴルの仏教と、チベット仏教がかなり近いことも再認識した(モンゴルは、元の時代も、チベット仏教の教えを重要視していた)。白ターラー菩薩も、日本では、あまりお目にかからない。チベットでは、かなりポピュラーだ。ちょっとご関心のある方は、”my homepage”の”中国”の”西蔵七日”の”密教キャラ”コーナーをご覧になってみてください。
チベットの石窟は、紹介されているのを見たことがない。規模も大きく、シルクロードに点在する石窟との関連が、解明されるのが楽しみだ。まだまだ知られていない場所がチベットにはたくさんある(自由な行動が許されていない地域だからやむをえない)。
ただ、仏像を100に絞ったのは、やや無理があったか。たとえば、タイでは、アユタヤ、ピサヌロークのを1つぐらいは、加えて欲しかったし、ミャンマー、ラオスのも一つぐらい加えて欲しかった。言い始めたら切りがないが。
写真は、タイのピサヌロークのワット・プラ・シー・ラタナー・マハタートにある、タイで、一番美しいと言われている仏像です。