今週の月曜の西遊記の放送は、裏番組が、タカャ淘゚捕の特番に切り換えたのにもかかわらず、20%以上の最高視聴率を獲得したようだ。夢を食べる(または、現実を食べる)獏(バク)和尚の話で、ビジュアルな面白さはなかったものの、ストーリー的には、ひじょうによかった。三蔵法師は、自力で、夢の世界から脱出するのだが、タカャ唐ヘ、どんどんその夢の世界にはまって、抜け出られないまま、檻の中へ行ってしまったということなのか。
三蔵法師が、インドのエローラに行ったという記録はないが、この仏教遺跡は、ちょうど三蔵法師が天竺(インド)行ったころに造営されたと考えられている。ヒンドゥー教石窟、ジャイナ教石窟が、仏教石窟と並ぶ、すごい遺跡だ。今となっては、ここも夢の跡になってしまったが、それも遺跡めぐりの醍醐味かも。1400年前、どんな光景が展開していたのだろうか。