かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

エスプラネード

2007年07月15日 | Singapore・Malaysia・Indonesia



今日の台風は、雨はそこそこ降ったが、暴風はなく、やや肩透かしの感じ。もちろん、日本各地に大被害をもたらしたのだが。四国では、ほぼ空っぽのダムが、満水になったという。すごいパワー。海の水を空に吸い上げて、淡水化して、ダムの水を一気に一杯にするパワー。自然の力はすごい。

朝日新聞を見ていたら、奇想遺産というコーナーに、シンガポールのエスプラネードが載っていた。
この建物は、確かに、へんてこりんだ。一応、ドリアンをイメージしたということになっていたが、ハエの眼などと、揶揄されていた。写真の右奥にある建物だが、上から見るとハエの目が二つ並んだような形をしている。シドニーのオペラハウスの向こうを張って作られたものだったはず。
たまたま杮落としのコンサートにも行ったが、中はすばらしい。劇場と、コンサートのツイン劇場になっている。中から見るとガラスの屋根のように外が見えるのだが、外から見ると、この棘のように見えるギザギザで、中は見えない。そういった意味では、優れものかもしれないが、奇想遺産というにはふさわしい。このこのギザギザ屋根を作るのは相当たいへんだったと聞いた(某日系企業が建設した)。

手前に見えるのは、もちろんマーライオンだが、これは、移転後の姿。その前は、度重なる埋め立てによる領土拡張で、ずっと奥の方に引っ込んでいた。それを、21世紀になって海の見える場所に移転したのだ。もちろん、エスプラネードも埋め立て地の上にある。
リー・クァン・ユーさんの自伝によると、1970年~80年代は、富国強兵で、とっても観光どころではなく、マーライオンを作ったのが、唯一の政府による観光向け事業だったという。
でもそれが、シンガポールの象徴的な存在になっている。リーさんのすごいところ。いまや、観光は、シンガポールに重要な産業になっている。

コメント
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