かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

大浮世絵展

2014年02月09日 | Culture・Arts


今日は、朝から雪も止んでいた。でも、ずいぶんつもったなぁ。
45年振りと言っていたので、アルバムをめくってみたら、ちょうど45年前の雪景色の写真があった。
当時住んでいた鎌倉での写真だが、やはり、この辺でこれだけ降ると印象に残る。



今朝の家の近く。スキーがそのままできそう。



最寄り駅に近づいてもこんな感じだった。
帰った時は、ずいぶん溶けてたけど、まだまだ普通に歩けるまでは、いってなかった。



そんな中今日行ったのは、江戸東京博物館。
両国駅で降りたら、人がずいぶんいてびっくりしたのだが、国技館で、大相撲トーナメントの催しがあったようで、ほっとした。



評判の大浮世絵展をやっている。
本当は3年前に行われるはずだったが、3.11で中止になり、今、満を持して開催された。
混んでると聞いていたので、絶好のチャンス。人は、そこそこ出ていたが、じっくり見れた。
帰る時間には、行列ができていたので、早起きは三文の得だったみたい。

タイトルが示すとおり、すばらしい展覧会だった。ここまでトータルに浮世絵の歴史を展示してくれた展覧会はこれまでなかったろう。
展示替えがあるので、限界はあるが、ここまで名品揃いの浮世絵展。アンビリーバブル。
特に、元切手少年としては、見返り美人、ビードロを吹く女、月に雁などがそろって展示されていて、感涙もの。
菱川師宣、鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳など、有名どころの、しかも代表作ばかりが、これでもかこれでもかと見ることができる。

特に、見返り美人、月雁が見れる、このタイミングで行けたのはよかった。
浮世絵に関心のある人には、初心者から、プロまで、絶対マストの展覧会だろう。



常設展コーナーでは、3.11で被災した文化財の展示会をやっていた。かなり厳しい状況になってしまった文化財だが、回復への努力は続けられている。
しかし、これらのものは、逃げられないので、津波が絶対来ない場所に展示するしかないのだろうというのが、結論。
しかし、過去の津波の経験が忘れられていたのは、残念。



その他常設展は、見たことがあるものが多いのだが、いつもの通り、立派な展示。
こんな立派な熊手は他では見れないよね。



江戸時代は、日本橋を渡るとこんな感じだったんだね。よくできている。



昔の映画館は、こんな感じだったらしい。アントニーとクレオパトラ?
誰が、クレオパトラだったのかな?



すばる360。おばさん夫婦に昔乗せてもらったが、こんなに小さかったっけ?



かつての、第一銀行本店。日本に資本主義の概念が入って来た時の象徴的な建物。



これは、江戸時代の越後屋。三井の越後屋で、三越。
凄い歴史だ。

ということで、雪のおかげで、ずいぶん文化的な2日を過ごすことができた。
コメント
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