久しぶりに仏教関係の本を読んだ。
ちょっと積ん読になっていたんだけど、もっと早く読めばよかった。
辞典のような題だが、辞典として使う人はいないだろう。
一冊読めば、仏教の肝の知識が一通り頭に入る。
もちろん仏教入門のような本は、世の中にあふれているが、帯に短し襷に長しの面があると思う。本書は、本格的な本であるにもかかわらず、コンパクトにまとめられていてお勧めだ。
山折先生の渾身の編集のようで、各項目の頭で、山折先生の概説があり、各論にはいる構成になっている。
扱われているテーマが網羅的で、簡潔に、鋭く説明されていて、なんとなくもやっとしていたところもクリアーになっていく。
インドの言葉が、そのまま漢字で表現されていることが多いことは、知っていたが、まだまだ他にもたくさんあったことを知ったし、当たり前に使われている言葉(例えば”経”)の由来も知ることができた。
ということで、仏教とは何ぞやという疑問をお持ちの方に、まずお読みいただきたい本。
明日から、また荒天になるという。今週末のゴルフもキャンセルが決まった。