今日は、Breakthrough シンポジウム。
北陸先端科学技術大学院とA新聞の協賛。
メインは、前刀氏の講演。
本格的講演を聴くのは、2回目だったが、1時間半ぐらいの講演時間の割には、てんこ盛りの内容だった。
いろんなアイデアが盛り込まれていたが、やはり、常に、楽しく創造性を働かせるということか。
既存の概念に囚われていては、何も生まれない。
前の講演では、アップルでの経験が中心だったが、SONY、Dysneyでの経験も取り込まれ、創造的な企業のトップの共通点なども、あぶり出されたような気がする。
共通するのは、顧客の期待を上回るサービス(製品)を提供するという点。
前刀氏の講演目当ての聴講者も多かったようで、千人以上いたのではないか。
次は、北陸先端科学技術大学院(JAIST)教授の丹氏の講演。
たまたま最近勉強している分野の講演だったので、たいへん興味深かった。
IOTの概念は、1980年台からあるが、それにインターネットの発展、クラウドの発展が加わり、2015年から、IOTという言葉が、定着して、爆発的に発展している。
本人曰く、PA+PP=PPAP。
ただし、プライバシーの問題、セキュリティの問題等もあり、また悪用も可能な技術なので、総合的な発展を目指せねばならないという。
まさにその通り。
しかし、うまく使えば、さまざまな分野で、暮らしを変えていくパワーを持つ。
年間150回も東京に出張しているという。
それでも、金沢の静かな環境が、研究環境としては優れているというとのこと。
最後は、お二人も加えたパネルディスカッション。
まさに、異分野対決みたいな感じになったが、お題が、デザイン&テクノロジーで、ますます?
ただ意外と話は、重なり、結論的には、基礎的な知識があるということを前提にしての、現場感覚を持った上での直感ということだった。
JAISTさん主催の講演会であったのだが、JAISTさんは、学部を廃止して外国人が4割以上という多様な生徒を得て、革新的な教育を模索されているとのことだった。
チャレンジングな方針に脱帽。
各講演、ディスカッションのレベルもさる事ながら、日本全体をどうしていくんだという意気込みも感じられる有意義な機会だった。