かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

衰退の法則

2018年04月09日 | Books



去年、小城さんの講義を聞いた時に買った1冊。

話を聞いた後だったので、既視感ありいまいちだったかな。

似たような会社で、潰れた会社と、隆盛している会社との違いを、定量的に分析しようとした書。
ただ、企業も、オーナー系の企業と、非オーナー系企業と分けて、分析を試みている。

微妙な問題なだけに、なかなか邪心なしのフラットな情報というのは集めにくい。
仮説を元に、インタビュー、アンケート等を通して分析を試みているが、竹を割ったような結論は出せなかったように思う。

要するに、潰れる企業と、生き延びる企業との差は紙一重ということなのだろう。

ただ、特にインタビューの生々しい証言には、リアリティを感じる。
まさにこうだったのだと思う。
では、その環境の中で、一個人として、組織の中で何ができたのかというところになると、なかなか難しい。

結論的には、きちっとした情報を元に、ちゃんと議論がなされ、限りなくフラットな立場の人が、決を出す。そして、PDCAを回すということにたどり着くような気がする。

私は、そうやってきたつもりだが、どうか。

本書は、まさに経営者が、自省の念をこめて読むべき書なのだろう。
理解をしようとする気持ちがあるかないかという問題もあるが。

コメント
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