かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

古代史謎解き紀行 神々の故郷出雲編

2018年04月10日 | Books
今日は、これから飛行機に乗るので、ちょっと早めにアップ。



関さんの本は、何冊目?

謎解き紀行も何冊か読んだ気がするが、本書は、その第二巻。
出雲編だ。

出雲は、2回巡ったので、地理的なイメージは、大体わかるが、そこから神話に結びつけて、全国展開してしまう?のが関さんの真骨頂。
あまりにも、話が飛ぶし、推測も飛ぶので、当初は、軸がないななどと感じることもあったが、その他の古代史の本を読むにつけ、なんでもありの世界で、そのなんでもありの世界から、新たな発見から新たな世界を作っていくものなのかなと思ってきた。

本書で面白いのは、アメノヒボコと、神功皇后の移動工程の類似かもしれない。
そして、そこに出雲や、吉備が絡む。
日本書紀は、藤原氏が、天皇を頂点とする大和朝廷の権限を正当化するために作ったことは、大体明らかになっているが、5世紀以前の部分は、あまりにも、荒唐無稽なところが多く、ただ、その中に史実が隠されている訳で、神と、天皇との被り、天皇の功績の被りなどを解きほぐしていくことにより、あらたな物語を構成していくことも可能だ。

山陰本線の眺めの記述も多い。
いつも、車か飛行機なので、次回は、電車?

まずは、本書を読んで出雲を旅することをお勧めする。
確かに、濃厚に神の匂いがするし、遺跡の近時発見された遺跡のインパクトも大だ。

コメント
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