ビートルズストーリーの最新版72 & 73が出た。
本シリーズもだんだん完結が近づいてきたが、今回は、解散後の2年間をカバー。
4人がばらばらに動いているのに、2年分を1冊にまとめたわけだから、濃度は、どうしても下がるが、紙幅をめいっぱい使い、手抜きなし。
充実した内容になっている。
最初の写真群がすごい。
見たことのない写真が多くある。
責任監修をされている藤本さんがおっしゃっていたが、版権を取るのが最大の苦労だそうだ。
確かに、版権者が異なっており、交渉がたいへんだったろう。
ジョンとヨーコがべトナムのノンラーを被っているツーショット写真は、初めて見た。
ジョンはこの時期、アメリカ政府との戦いで、エネルギーを費消していた。その中、ヨーコは絶好調?
ポールは、ウイングスに夢中。多くのヒットも生まれた。
ジョージは、バングラデッシュのコンサート後、しばらく静かだったが、リビングインザマテリアルワールドでまた花を咲かせた。
リンゴは、最大ヒットとなったアルバム”リンゴ”で、ビートルズ4人の参加を得た。今でも、最高傑作だろう。私は、中古で買った。
当時、日本でも再結成のニュースが飛び交っていたが、50年近く経って、いろんな事実が発掘され、再結成はないものの、リユニオン的な公演の可能性はあったことがわかって来ている。
残念ながら実現しなかったが、もし実現していたら、ルーフトップコンサート以来の事件になっていただろう。
また、当時、外タレの動く映像は、ほとんど見れなかったが、ポールのメアリーの子羊のPVと、ジェームスポールマッカートニーは、よく覚えている。
後者は、1974年3月26日の放送だったという。
中3の春休みのことだったらしい。
テープレコーダーで録音しながら、テレビの写真を撮った。
40分の縮小版だったそうだが、完全版のリリースを期待したい。
メアリーの子羊のリリースも、まだされていない。
赤盤、青盤も懐かしい。
こちらは、弟に買わせたが、立派な木製パネルが付いてきた。
本書で、石坂さんのキャンペーンの一環であることを知った。
弟は、まだ、持っているのだろうか。
盤面も美しかったことを覚えているが、ジャケット写真が、デビューアルバムの写真と、幻のゲットバックの写真であることは、知らなかった。
一般の人は、どれだけ知っていたのだろうか?
私が一番洋楽のING情報をゲットしていた時期のはずなのだが、知らないことばかりで、当時、日本に情報はあまり入っていなかったことが確認できる。
面白かった。
ビートルズの歴史を発掘し続け、世に出してくれている藤本さんに感謝。