今日は、知り合いのコースでプレイ。
コンディションは、良かったのだが、なかなかタフなコースで、スコアは、いまいち。
本書は、本屋で見つけて即ゲット。
以前見たNHKの番組の取材班が、番組で放送された部分も含めて、古代史研究の最近の研究についてまとめた一冊。
古代史の旬のトピックをいいとこ取りした1冊と言える。
テレビで見た内容をよく覚えていないのだが、最新情報が多く盛られていて、興味深く読めた。
例えば、富雄丸山古墳から発見された、剣と銅鏡の話。
大きいことのみが、報道されるが、その形状も極めて特異。
剣と刀の中間の形状で、まさに、朝鮮半島の特徴と、日本の特徴が、ミックスされていることから、日本と大陸との交流が、普通に行われていたことを、表している。
馬の重要性も言うまでもないが、実は、古代の前には、日本にも馬がいて、それが絶滅した後、大陸から、馬が入って来たという。
そして、馬を持っているかいないかが、ほぼ戦争の勝敗を決するほどの重要性を持っていた。
櫻井茶臼山湖畔から、多数の銅鏡が発見されたことは、よく知られるが、粉々になっていて、かつ散逸していることから、なかなかその実態は、わからなかった。
AIを活用して、分析を試みたところ、100枚以上の銅鏡があり、しかも生産地が全国各地に散らばっていることがわかったという。
大和朝廷が、全国各地の豪族達が参加した集団であったことを表している。
最新技術を活用した分析により、より真実に近づいてきていることがわかり、たいへん興味深い一冊だった。
最後に、歴民教授の松木さんが亡くなっていたことを知った。
氏の番組で、古代史への興味も増したし、歴民博物館にも行った。
私より、お若い。
ご冥福をお祈りする。