年は明けましたが、中国では、旧正月が来ないと本当の戌年にはなったとは言えません。シンガポールでも1月1日は、とりあえず休日としてはいただいておいて、本当の正月は、旧正月に楽しむというのが、習慣でした。その時期に、結構ロンバケをとるローカルが多いので、日本人は、休みをとりにくいのです。
旧正月は、毎年日程が異なるので、注意を要するのですが(特に、国家としての、公の休日が決まるのが遅いのには閉口する→もう流石に改善されたかな?)、今日中華街で、夕飯を食べた時に、店の人に聞いたら、1月29日とのことでした(裏はとってません)。
中華街の一番の神社?である関帝廟(関羽を奉ったお寺?です)も、旧正月の飾りつけがしてあって、張りぼての犬も飾られていました。日本の中の異国らしくていいですね。
1月29日は、中華街にでも行って、雰囲気を味わおうかな?
今日の新聞で、目を引いたのは、ハインリヒ・ハラーさんのご逝去の記事。93歳とのこと。ブラビのセブンイヤーズインチベットをご覧の方は覚えてらっしゃるだろうが、オーストリア人の登山家だったが、ヒマラヤ登山中、当時オーストリアがドイツの支配下になっていたため、イギリスの支配下にあったインドで捕虜になり、脱走して、当時鎖国状態のチベットに潜入。そして、今インドに亡命中のダライラマ14世の若かりしころ、家庭教師を務めた人物である。ご冥福をお祈りする。
当時、チベットがこのような状態になるとは思われていなかっただろうが、少なくともハラーさんが、ダライラマ14世の目を海外にも向けさせた人物であることは間違いなく、今のダライラマ14世の行動のバックボーンになっているのであろう。
できれば、ハラーさんの存命中にもう少し自治権らしきものが認められればよかったのだが。チベットの文化も自然も風化の一途をたどっている。
私のホームページの”西蔵七日”は、もちろん”西蔵七年”をもじったタイトルなのだが、その中で、一番氏に縁のあるダライラマ14世のお住まいであったノルブリンカの写真です。主を失って46年以上経つ今も、残されたチベット人によって、きれいに整備されていました。ダライラマ14世ご存命中に、是非ここだけでも訪れていただきたいのですが。
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今日は、正月に撮りだめした番組の整理に取り組んだが、結構時間がかかる。特に民放のは、コマーシャルをカットするのがたいへんで、2時間番組で、12回もコマーシャルが入る。それだけ、一所懸命作った番組かというと、かなりばらつきがある。
やはり古畑任三郎の、石坂浩二さん、藤原竜也さんの1回目とイチローさんの2回目がよかった。松嶋菜々子さんの3回目は、ややストーリーが無理筋(どれも無理筋なのだが、いくらなんでも、人がすり代わったらすぐわかるはず)。
NHKでは、亜細亜の仏像100選が、教養の観点からも、私の興味の観点からもよかった。亜細亜の仏像と銘打っているだけあって、結構いろんな国の仏像も出てきた。私も意外とたくさんカバーしていることを再認識した。
その中でも興味深かったのは、モンゴルのザナバザルというお坊さん兼仏師のお話と、チベットの石窟寺院のお話。
モンゴルの仏像は、朝青龍も挙げていたので、モンゴル国内では、当たり前なのかもしれないが、私は、行ったこともないこともあり、全然知らなかった。相当立派な人であったらしいし、仏像もすばらしい。モンゴルの仏教と、チベット仏教がかなり近いことも再認識した(モンゴルは、元の時代も、チベット仏教の教えを重要視していた)。白ターラー菩薩も、日本では、あまりお目にかからない。チベットでは、かなりポピュラーだ。ちょっとご関心のある方は、”my homepage”の”中国”の”西蔵七日”の”密教キャラ”コーナーをご覧になってみてください。
チベットの石窟は、紹介されているのを見たことがない。規模も大きく、シルクロードに点在する石窟との関連が、解明されるのが楽しみだ。まだまだ知られていない場所がチベットにはたくさんある(自由な行動が許されていない地域だからやむをえない)。
ただ、仏像を100に絞ったのは、やや無理があったか。たとえば、タイでは、アユタヤ、ピサヌロークのを1つぐらいは、加えて欲しかったし、ミャンマー、ラオスのも一つぐらい加えて欲しかった。言い始めたら切りがないが。
写真は、タイのピサヌロークのワット・プラ・シー・ラタナー・マハタートにある、タイで、一番美しいと言われている仏像です。
2004年11月の台風で、富山港沖で、座礁してしまった航海訓練所の練習帆船だ。
やっと40億円もかけた修理が完了し、横浜大桟橋に姿を現した。
”海の貴婦人”とも呼ばれるだけあって、優雅な姿をしている。
今日は、航海前の荷物の搬入を行っていた。10日に、事故後初の航海訓練に出航するとのこと。
もう事故らないでね。
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昭和38年から、昭和53年までの”こども文化”の重大ニュースが、見事に再現されている。ぱらぱらめくっただけだが、載っていて欲しい”こども文化”の重大ニュースが、かなりの確率で、載っている。この時期は、ちょうど幼稚園入園から、大学入学までの時期にあたっており、まさに、私の年代を対象にした本といっていい。
”結びのことば”には、”どうしてもある部分では、恣意的になり、「あなたの昭和」に合致しないこともあったかもしれません。”とあるが、"恣意的な部分も含めて「わたしの昭和」に合致している。"
それだけ、好奇心の強い子供だったのか、はたまた当時好奇心を呼び起こす対象が限られていたということか。
同じ年代の方、999円ですので、一冊いかが?