ミラノの最大の見所のドゥオモ。
その巨大さに圧倒される。
1386年に建設が始まり、完成まで500年以上を要した。
黄金の聖母マリア像。
マドンニーナの像。
ドゥオモ前の広場からは、アーケードの入口が見える。
壮大だが、彫刻は、繊細。
中に入ると、ステンドグラスが凄い。
床の装飾もユニーク。
壮大な堂内。
一番奥にあるステンドグラスは、13世紀のものという。
キリストの生涯に関するステンドグラス。
壮大なゴシック建築。
壮大と緻密さが、同居。
彫刻と、ステンドグラスが、マッチ。
最大のステンドグラス。
堂内にあるマドンニーナの像のレプリカ。
聖パルトロマイ像。
皮膚をはがされて殉教したという。
肩に自分の皮膚をかけている。
屋上テラスに登る。
凄い構造。
これだけの規模の建物を支えている。
屋上テラスから広場を見下ろしたところ。
屋上テラスから、マドンニーナ像を見上げる。
ここからでも相当高いところにある。
尖塔越しに、ミラノの街を臨む。
凄い。
遠くに、高層ビルも見える。
上から内部を見おろせた。

金曜に海部さんの話を聴く予定なので、予習も兼ねて、読んでみた。
単行本だが、論点が絞られていて、すぐ読める。
ホモサピエンス(現代の人類は、人種はあるが、みなホモサピエンス)が、アフリカで発生しどう世界に広がったか。
かつては、海を伝ってと言われていたが、世界各地の遺跡の研究が進み、まったく違う姿が見えてきているというのが本書のテーマ。
有史以前の話で、予備知識なしだったが、ひじょうに興味深い内容だった。
アフリカで、ホモサピエンスが生まれたというのは定説になっているが、アジアへの広がりは、さまざまなルートがあり、シルクロードと同様、日本が終着点になっているというのが、研究の成果という。
日本へは、対馬ルート、沖縄ルート、北海道ルートとあるが、特に、対馬、沖縄は、ホモサピエンスが日本に渡った38000年ほど前は、陸続きではなかったと考えられ、船を使って渡航したと考えられるとのこと。
それを検証するプロジェクトが進行中とのことだ。
正直、信じがたいが、発掘結果からの結論は、こうなるというのだから、検証を待つしかないのか。
100kmを超える渡航技術を当時のホモサピエンスが持っていたのか?
偶然とは考えられないという。
このホモサピエンスが縄文人につながり、本格的な大陸からの大陸人の流入により、弥生時代に突入していくという流れは、検証できるという。
結構、目からウロコの本だった。
講演がますます楽しみになった。

実は、このアルバムは、私が、最初に買ったBOWIEのアルバム。
大学生の秋だったのは覚えているが、たぶん4年の時だったか。
HEROSが大ヒットした後で、それも含めてライブアルバムということで、中古で買ったように思う。
その後聞かないでいたが、今回のBOWIE祭りで、CD版をゲット。
当時のアルバムは、編集版だったが、CD化の時にコンサートの順番に再編成され、カットされていた数曲が、加えられた。
地味なインストルメンタルWARSZAWAの後に、HEROES。
抑え気味のスタートから、ぐいぐい盛り上げる。
まさに当時のトップスター!
声が若い!
輸入盤だが、マディソンスクエアガーデンで、小野洋子や、アンディウオーホルと一緒だったことが記録されている。
まだ、ジョンも存命の時期、なんというすばらしい瞬間だっただろうか。
BOWIEは、薬物依存から脱出した頃だったのだろう。
写真を見ると、げっそりしたBOWIEから、生気を取り戻したように見える。
原点回帰の時期だったのかもしれない。
ジョンとの共作であるFAMEは、大ヒット。
とがった演奏が聴ける。
紅白で、宮沢りえが歌ったのには驚いたが。
シカゴで、LAから空輸のビデオを見ていたころのことか。
この演奏からはずっと後だが、今から四半世紀以上前。
その他にもしばらく聴いていなかった曲が続く。
当時、昔の曲を封印して、新曲を中心に組み立てていたころだ。
結構ハードな曲が多かったなと思う。
まだ、ディスコブームが隆盛になる前だったのかな。
かつて聞き込んだLPだけに、懐かしさ満載だ。YMOっぽい曲があったのにも改めて感動。
best版に入る曲が少ないところを見ると、BOWIEにとっては、新味に欠ける時期だったのかも。
Ziggy Stardust のアレンジ、こんなんだっけ?
とにかく変貌を続けるBOWIEだから、どの時期がベストかを言うのは、ナンセンスなのだが、当初のグラムロックから脱皮したBOWIEを聴くのには打って付けの時期ではないか。
メンバーに、Adrian Belewの名前が見える。
今度の来日メンバーの一人。
ツアー行程を見ると、北米、欧州、豪州と回って、最後に日本でやっている。
78年12月だから、大学2年の冬のこと。
当時は、チケット入手が難しかったから最初から諦めていたのだろう。
もったいないことをした。
大阪で3回、東京で2回.....
アジアで唯一日本だけ。
若いBOWIEの最終段階のライブを聞きたい人に打って付け。
ロック好きの人には、幅広くお勧めできる!
初期の名曲は、1曲だけど、これだけ盛り上がる!
かっこ良すぎる。
David Bowie is 展に合わせて、そして、BOWIEの一周忌に合わせて、それこそ、多量の本が出版され、くらくらしてしまうが、買っていたらきりがないので、図録の翻訳をされた野中モモさんの新書をゲット。
野中さんは、BOWIEをINGで追いかけた世代ではないが、翻訳等を通してBOWIEを知り、今や、相当のプロになっていらっしゃるようだ。
本書は、オーソドックスな内容ながら、BOWIEの劇画チックな人生を、バランスよく、適度にDeepに紹介してくれる。
日本とのつながりも強いBOWIEだから、自分の人生とも比較しながら読める。
私は、日本でデビューを飾ったころから知っているが、ずっと追っかけていたわけではないので、この前の展覧会と、本書を読んで、BOWIEの一生が繋がったような気がする。
それにしても、BOWIEの変幻自在な人生には、驚かざるを得ない。
頭の中身を覗いてみたい。
BOWIEの日本公演は、突如グラムロックの王者になってすぐのタイミングであったことを知った。
私は、仙台の中学生で、見に行く訳にもいかなかったのだが、友達のお姉さんが仙台から見に行って、その時の会場の興奮状態の話をお聞きし、凄いコンサートだったことは知っていた。
観客全員、魔法にかかったようだったと聞いた。
本書でも、BOWIEも興奮状態だったとある。
その後、性を変え?ファッションを変え?媒体を変え?ビジネスを変え?何もかも変え続けた一生だった。
彼の死は、最後の傑作発表後の2日後という最後まで、劇画チック。
私は、BLACK STAR で、ツアー復帰してくれるのではないかとまで期待していたのだから。
私が、唯一行けたReality Tour (シンガポール)が、最後のツアーになったわけだが、そこから長い沈黙が続き、突如、The Next Day を出した時もぶっ飛んだし。
戦場のメリークリスマスもよかった。
BOWIE一周忌騒ぎを機に、彼の作品を時々、遡って、改めて、味わいたいと思った次第。
今日は、比較的穏やかな日曜日。
たまった雑事をやろうと張り切ったが、イメージの半分もできず。
残念。
そうこうしている内に、錦織の試合開始。
マリーが負けたので、このフェデラー戦に勝てれば、期待が高まるのだが。
David Bowie Is 展で、ゲットした日本版図録があまりにも見事だったので、オリジナルを見たくて、AMAZONでゲット。
シカゴ巡回時のものとのことだが、価格表示は、35ポンドとあり、イギリスからそのままシカゴに回ったのかもしれない。
日本では、流石に英語版は無理ということで、日本語版ができたのだろう。
一字一句比べた訳ではないが、日本版の素晴らしさに改めて驚いた。
写真類の配置が、オリジナルに忠実なのはもちろん、文字の配置も、大きさも、忠実にまとめられている。
これは、かなりのもの。
相当苦労したはず。
メッセージ的な英語は、英文、和文併記になっていて、オリジナルのイメージを直接的に感じられるよう工夫されている。
逆に言えば日本版の独自性は、その末舶ェにしかないのだが、グローバルな活動を続けたBOWIEが見ても、必ずしや満足できる日本版になっていると、検証できた?
日本の展示では、日本ならでわの展示があったが、日本版図録には反映されていない。
もはや、BOWIEの監修が不可能になってしまったから、手を加えたくないということなのかもしれない。
日本の次は、イタリアに巡回と聞いているが、このような見事なイタリア版ができるのか、英語版で、お茶を濁すのか?