かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

EMI.STUDIO Sessions 1967 vol.4

2023年05月26日 | The Beatles
今日もいい天気。
週末までは、持ちそう?



EMI STUDIO Sessions の1967年シリーズの第四弾。今回は、全てMMT.のサウンドトラック作り。
最初は、オーソドックスなYour Mother Should Know で美しい調が編み出されていく様子がわかる。
エプスタインが現場に立ち会った最後の録音という。
その4日後、エプスタインは、急死する。
マハリシの講義を4人が受けていた時の事故だったが、その直後から問題作?のI Am The Warlusの制作が始まるが、なかなか刺激的だ。
アンソロジーで聴ける音源もある。
ジョンの鬼気迫る意味不明な歌詞もvery ownだ。
そしてThe Fool On The Hill がちょっと入るが、本格的制作は、後日。 
ただこの音楽もたぶんアンソロジーに収められたもので、かなり完成度は高い。
Blue Jay Wayと、Flyingの制作も始まる。
同時にいろんな曲を手がけているが、映画のGet Backを見ると、同じ曲を繰り返していると逆に悪くなると言っており、いろんな曲に同時に取り組むことにより、完成度を高めていったのだろう。
Blue Jay Way も、ワンコードで、Tomorrow Never Knows の影響が感じられる。
Flyingの後には、よくわからないジャズ音楽がくっついている。



MMT.の撮影も入っていたようで、制作日が、飛んでいるが、映像との融合は図れたのか?
そして、問題の1967年9月25日。
星加さんが長谷部さんとスタジオを訪れた。
ちょうど、The Fool On The Hillの制作に取り組んでいた。
星加さんは、ポールが、紙屑のようなメモを無造作に取り出し、ジョンが、推敲したと言っていたが、9月6日に原型ができていたことがわかっており、その時の歌詞・コード等が書いてあったのだろう。
トークイベントで一度だけ聞いたことがある、MLチームが、録音したテープも収録されている。
星加さんが提供したのだろうか。
Rumi Tapeと名付けられている!
リコーダーと、リズムを刻むピアノの音がかろうじて聴けるが、まさにトークイベントで聴いた音だった。
ヨーコさんもスタジオにいて、長谷部さんによる写真も残されている。
長谷部さんは、ヨーコさんを日本人とは思わなかったという。
ヨーコさんが、その写真を後日欲しがったという話も有名。
リコーダーをポールが吹いているが、かなりいい加減。
長谷部さんの撮った写真も、内ジャケットに使われていたが、MLの許諾はあるのか。

ということで、今回も面白い発見がたくさんあった。
9月までの音源だから、まだ1967年の音源は、続くか。
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PYRAMID CITY Vol.1

2023年05月26日 | Music


今日は、久しぶりの在宅。
いい天気。
グアムは、台風でたいへん。



PYRAMIDが、今度は、YOUTUBEを始めた。
1時間ほどのシリーズものにしたいということで、今回が第1回目。
鳥山さんのスタジオからの生中継だったが、私は、所用があって、アーカイブ配信で見た。



音がクリア。
鳥山さん、こだわりの音だそうで、このスタジオには、松田聖子、郷ひろみ、葉加瀬太郎等々、有名ミュージシャンが多く使用しているとのこと。
映像も、スタッフ4人で撮影しているそうで、カメラ切り替え・ズーム等まさにプロ仕様。



2曲目は、PYRAMID3に入っているRay of Hopeということで、3人による共作は、結局本作のみとのこと。
Tスクエアでも、和泉さんの残した楽曲から曲作りをしようとしているそうで、鳥山さんも参加しているとのこと。
とにかく急だったので、その後、やり残したことを、いろんな仲間がやろうとしている。
トークが長くて、結局演奏は、4曲(内最後の2曲は、同じ曲の別バージョン)。
”自然にかみ合わないトーク” を持ち味?にしており、それだけでも楽しい。
コンサートだと早く曲やれ!という風にもなるのだが、YOUTUBEだと、トークを聴きたくない人は、勝手に退出するから、そういうことにもならない。



先日のビルボードライブで、初披露された新しいロゴ。
PYRAMID5から、2曲アナログで出したそうで、気がつかなかった。
すぐ、高値で取引され、正規ルートで買うように言っていたが、ジェットセットレコードに早速アクセスしたら、在庫切れだった。
一応、入荷待ち登録したが、たぶん難しいだろう。
なかなかかっこいいアナログになっていた。



チャットによるリクエストも多く、これは、ドラムを見せてくれというリクエストに応えたシーン。
入れ子になっているタイプだそうだが、視聴者から、細かいところまで、指摘があり、意識高い系の視聴者が多い。



鳥山さんの足元も大映し。



鳥山さんのギターストラップが、PYRAMIDのロゴ入り!という指摘があったが、LAMANTAというメーカーのロゴがたまたま似ていただけの偶然だった。
最後の2曲が、前回のビルボードで、初披露されたM-1という名のボツ曲。
最初はビルボードで、披露した、泣きのギター?バージョン。
なかなかいいという意見が多かったが....
次に、ネオソウル系での演奏を披露したら、こっちの方が、PYRAMIDらしいという意見が殺到した。
この辺のやり取りができるのもYOUTUBE生配信の面白さだ。
この曲が、どう陽の目を見るのか、やはりボツ曲のままで終わるのか。



次回は、7月頃を予定しているとのこと。
50回できたら、記念コンサート?
夢は膨らむ。

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~赤・青・黄のベスト盤~

2023年05月24日 | The Beatles
今日は、昨日から一転、素晴らしい天気。



本書は、昨年出ていたのだが、???と思って読んでいなかった。
ただ、やはり目は通しておこうと、遅ればせながらゲット。
評価は微妙。

いわゆるトンデモ本ではないが、読者のターゲットが、中途半端。
初心者向きとしては、ちょっとマニアックだし、ビートルズ愛好家向けとしては、内容がほとんど受け売りで、新味がない。
特に、残念だったのは、赤盤・青盤に対し黄盤というからには、CD2枚ぐらいの分量で、収めるのかと思ったら、結局、青盤・赤盤に収まらなかったオリジナル曲がほとんど網羅されてしまっている。
もうちょっとシビアにそぎ落として、著者の好みを独断と偏見で、前面に押し出して欲しかった。

それからうんちく本としては、大きな間違いではないのだが、小さな間違い、ひっかかるところが多数。
これは、ビートルズ愛好家から見ると致命的。
著者は、音楽業界に詳しく、ビートルズにも詳しいのだが、いわゆるビートルズオタクのレベルまで達しておらず、おいおいと言いたくなるところが多数出てしまっている。
参考図書にも、10冊しか載せていない。
もちろん、それ以外にもたくさん参考にした著作はあると思うが。

ということで、お勧めはしないが、ビートルズって何?という人は、手に取ってみてもいいかもしれない。



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Paul Anka

2023年05月23日 | Music


今日の午後は、落合博満さんの講演会。
中日の監督を引き受けてから、どうチームを育てたかの話が中心。
当たり前のことを言っているようだが、ほとんどの人ができていない。
周りの反発を買うことも多々あっただろうが、どちらの方が正しかったか、結果が、はっきり示している。
強調していたのは、好き嫌いではなく、仕事で人を評価すると、練習は、ウソをつかない。
肝に銘じたい。

そして夜は、Paul Anka のコンサート。
会場は、東京ドームシティホールだったが、上の方は、空いていた。
流石にチケット高すぎ。
ただ、コンサートは、そのチケット代に値する素晴らしいものだった。
前から5列目ど真ん中。
ステージとの距離、7mぐらいか。



初来日は、1958年というから、私の生まれる前。
ビートルズの来日の8年も前だ。
日劇ミュージックホールで、歌ったらしい。



御歳81歳で、どんな感じか見当もつかなかったが、全然歳を感じさせない。
もしかすると、私よりも若く見えるぐらい。
客席から登場し、コンサート途中も、何度も客席に降りて来て、一緒に歌ったり、写真撮ったり、ハグしたり大サービス。
曲にまつわる小話をしてから、1曲1曲、大熱演。

ステージの構成も凝っていて、ニッカのコマーシャルで出した曲のジャケットや、ニューヨークの街並みなど、曲に合わせた映像が、次々と流れる。
最大のヒットのダイアナは、2曲目と、アンコールの最後に。
シナトラに送ったマイウェイ他、バディホリー、トムジョーンズ、ドリーパートンに送った曲など、ヒット曲連発。
基本的には、ボーカル&ダンス中心だが、時に、ピアノの弾き語りや、ギターの弾き語りも。
歌い終わった後、北島三郎風のドヤポーズも連発。

撮影隊も入っていたが、ライブBRでも出すのだろうか。
たぶん映り込んでいるが、😷で顔は隠してた。

とにかく声の衰えが全くないのが、信じられないレベル。
ボイストレーニングだけで、維持できるものなのか?
満足度200%のコンサートだった。
高田純次さんもいたが、意外と男前?
コメント (2)
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EMI STUDIO Sessions 1967 vol.3

2023年05月22日 | The Beatles
今日は、お仕事で、忙しい1日。



EMI SESSIONS シリーズ、1967版の第3弾。
SGT. が終わって、ポールが西海岸へ。
そして、フラワームーブメントを目の当たりにして、MMT.を思いつく。

一方、ブライアン最後の仕事となったAll You Need Is Loveが加わり、Yellow Submarine のサントラ作りも同時並行的に進む。
折角、ツアーやめて自分の時間が持てるようになったのに、大忙し。

複雑さは、SGT. が勝るが、単調なベース、浮遊するようなボーカル、キラキラしたさまざまな楽器音は、サイケ時代を代表するものだ。
Baby You're A Rich Manなど、音を重ねる様子がわかって面白い。
All Together Nowなどは、Yellow Submarine 向けのやっつけ曲か。
それでも、アニメの出来がよく、映画のラストでは、4人の姿と、さまざまな言語でのメッセージが流れ、盛り上げることになった。
やることなすこと、はまりっぱなし。
もちろん、MMT.は、大外れになるのだが、実験的な映画として、今では評価されている。



You Know My Name は、最終的にLet It BeのB面で日の目を見た捨て曲だと思っていたが、真面目に取り組んでいたことがわかる。
It's All Too Muchもよくわからない曲だと思っていたが、アシッド曲としてこの音源を聞くと、その目指していたところがわかる。
Tomorrow Never Knows のイメージもベースにあったか。
そして、本作CDのラストは、All You Need Is Love。
ごちゃごちゃの流れの流れで、この名曲が作れてしまったのだから、奇跡と言って差し支えないだろう。
サイケ時代を代表する曲といても、メッセージソングとしても、今も光輝いている。
本番前後の音も残されていて、面白い。

ビートルズ、恐るべし!
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