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補助金申請頑張ってます!

2016-11-08 01:51:51 | 16期生のブログリレー

こんばんは。

いきなり寒くなりました。東京近郊では、紅葉も始まっているようで楽しみですね。

さて、今回は補助金申請について、私の近況ともどもお伝えしたいと思います。

平成28年度第二次補正予算(総額3兆2869億円)が10月11日に参院本会議で、可決、成立しました。 これにより平成28年度補正の補助金募集が間もなく開始されます。近年、第二次補正予算は年末に行うことが慣例となっていましたが、本年は例年に比べ2ヶ月以上も早まっていることが特徴です。ものづくり補助金については、「地域未来投資促進事業」のくくりに含まれており、当該事業の総予算は1001.3億円となっています。前回の平成27年度補正予算では、ものづくり補助金のみで1,020億円の予算枠があったので昨年よりも狭き門となる見通しとなりました。参考までに過去3ヵ年の予算枠の推移は平成25年度予算1500億円(3回の募集)平成26年度1020.4億円(2回の募集)、平成27年度1020.5億円(2回の募集)となり減少傾向にあります。同様に、応募件数、採択件数、採択率の推移では平成25年度の応募36,917件、採択14,431件、採択率39%、平成26年度の応募30,478件、採択13,134件、採択率43.1%,平成27年度の応募26,629件、採択7,948件、採択率29.8%となっています。

 私が所属する千葉県診断士協会では、本年9月より新人6名で「補助金研究会」を立ち上げ、補助金について色々な角度から研究に取り組んできました。ゴールはズバリ「採択される補助申請の書き方」です。来春研究成果を診断士協会のイベントで発表するため、メンバーは情報の機密性を重視して(神経質といわれるほどの厳重さで)、各人が持っている資料は機密情報として一切共有せず、各人が分析結果だけを発表し、議論するスタイルをとっています。また、各人が持つ資料を自分が採点者の立場で評価するなどしていますが、各メンバーの発表をみると、自分が予想もしていなかった見方や採点者独自の?採点基準などが見えてきて、大変参考になっています。

 本日時点で平成28年度版の「公募要領」は未発表ですが、注目している企業は多く、私にも助言の依頼が舞い込んできました。早速、この研究会から得た情報をもとに申請書に織り込むべきポイントを整理し、相手先企業への質問状として活用しています。重視するのは、主張する内容を明確にし、根拠となる事実を明示することなどです。この質問状がどの程度有効かは判りませんが、研究会メンバーの共通認識でもあり、かつ、疑似的に採点者として過去の事例を評価する体験をした私としては、納得性が高いものだと感じています。

 今春、私が補助金申請を行った際、学校の先輩診断士からヒアリング内容を織り込んだフォーマットを頂きましたが、あまり使えませんでした。ビジネスモデルキャンパスの変形版のようなもので、実際に申請書を書いている途中で観念論に陥り易いツールだと感じ、全部書き換えたものが採択された経験があります。

 私は、既に3件ほど申請作業に着手していますが、この質問状を補助事業を行う企業の社長に事前にお渡しし、一週間程度時間を置いてからヒアリングを行っています。効率よく問題点の抽出や課題等を浮き上がらせるには良い方法だと感じました。以前行ったヒアリングよりも、圧倒的に本論に辿りつくまでの時間が短いと感じています。

 本日もヒアリングを行いましたが、その企業の社長からは「一週間、普段はあまり考えないことをじっくりと考え続け、ヒアリング中にいろいろなアイデアが頭の中から沸き起こってきて楽しかった」と言われ、大変うれしい気持ちになりました。

 研究会や私独自の仮説については、今回の補助金申請で検証し、結果を皆さんにお伝えできればと考えています。

 追伸!

この度、私の書いた記事が11月下旬に日経web版に掲載されることになりました。たぶん30日頃だと思います。僅か1.5ページほどの内容ですが、いま原稿を一生懸命書いています。フランチャイズに関する記事ですが、掲載日程が決まりましたらメーリングリストにてご案内させていただきますので、ご興味をお持ちの方は是非、厳しいチェックをお願いします。

 

コメント (4)
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