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プレゼンテーションでの「伝わり度」を高めるために

2016-11-15 06:00:00 | 塾長からのメッセージ

こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。

次回の育成塾は、いよいよ、宮崎絢子先生が登壇されます。これまでにナレーションの講義で、私が宮崎先生から学んできたことから、次回の参考になると思われる点を以下にまとめてみました。

1.できれば、プレゼンテーションの原稿を作りましょう。縦書きにするのがミソです。1分で300文字弱の割合です。
2.最初の黙読をします。
3.次は、その中で、聞き手に確実に伝えたいキーワードに線を引きながら黙読をします。
4.その次は、伝えたい内容を自分の中でイメージ化しながら黙読します。
5.そして文脈(意味)から、続けて読むことが望ましいフレーズ毎に区切っていきます。こうすることで、息つぎの場所を意識することができます。
6.音読します。
7.再生し、自分が考えているイメージが聞き手に伝わるように読み方(テンポと「ま」と音程)を考えます。
8.鏡を見ながら音読をして、口が開いているかどうかをチェックします。中でも、「あ」「お」は縦に開くのが正しい開け方です。子音でもこの母音を伴っている文字は、縦に開くようにします。「う」は口をすぼめているかどうかチェックします。 

聞き手に伝えたいことをイメージ化して、それを聞き手と共有するには、どうしたらよいでしょうか? そのポイントを以下に記します。

1.原稿に書かれた文字を立体化させて伝える(生きた文字にする)
⇒たとえば「クスノキは高さ21メートルあり……」を伝えるときは、目の前の21メートルのクスノキを見上げるように声を出すことであり、自然と音程は上がっていきます。

2.伝えたい内容の空間的な広がりを伝える
⇒たとえば、広がりには、歴史の広がり、行動の広がり、目の前の風景の広がりなどがあります。大らかに声をのびのびと出すことで、広がりを伝えることができます。

3.数字は特にイメージ化して伝える
⇒たとえば、「年間利用者は2500万人。これは、現代社会において」とあったら、この2500万人は多いのか少ないのか、どう伝えれば、聞き手が2500万人を意識できるかということを考えて声に出していきます。「2500万人」は。気持ちゆっくりと読み、その後で必ず「ま」をとってから、次につなげることです。

そして、プレゼンテーションの最中は、常に聞き手のリアクションを見て、「ま」や「テンポ」や「音程」を柔軟に変えていけると理想的です。
最後に、もっとも大事なことは、内容への自分の想いを明確にして伝えることです。

ぜひ、参考にしていただけたらと思います。

 

コメント (2)
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