皆さん、こんにちは。講師の富岡です。
先週土曜日は、第6回「話す」講義お疲れ様でした。
講義のなかで、プレゼンにおいて「つかみ」はとても大切ですよ、
という話をしました。
まず「聴く耳」を持ってもらわなければ話は始まらないのです。
私は研修講師として、いろいろな企業や団体でお仕事をします。
その際事前に、どんな組織なのか、どんな人たちなのか、ということは、
可能な限り調べ、その情報からどんなトピックをつかみに持ってくるか
考えます。
例えば、ある会社の研修でこんなことがありました。
その会社では、個人の売上目標のことを「責任額」という社内用語で呼んでいる
という情報をつかみました。
ちょうど決算を締めたばかりの時期でもあり、冒頭、
「決算お疲れ様でした。責任額の追い込み、大変でしたか?」
というように切り出しました。
「おっ」という顔をして皆さんがこちらを見るのを感じました。
「こいつ、うちの会社のこと、よく知ってるじゃん」という感じでしょうか。
こんなさりげない言葉の使い方で、雰囲気は変わるものなのです。
つかみは大切という話でした。
皆さんも工夫してみてくださいね。
富岡 淳