東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

代替医療と中小企業診断士

2019-09-05 10:00:00 | 19期生のブログリレー
こんにちは。事務局藤田です。
お元気でお過ごしでしょうか。気候が変わりやすく体調を崩しやすい時期です。私も絶賛壊しております(苦笑)

今日は代替医療(alternative medicine)について書きたいと思います。

代替医療は通常医療の代わりに用いられる医療を指す用語。通常医療とは「西洋医学」であり、代替医療は中国医学や漢方医学、アーユルヴェーダもこれに含まれるそうです。(一部の漢方薬は通常医療に取り入れられています)

なお、代替医療の一つであるフラワーエッセンスについては2016/9/22ほぼ3年前にブログで書きました。


代替医療は通常医療と分けられて語られることが多かったのですが、アメリカでは「統合医療」という形で通常医療も代替医療も人の身体をよくするということで統括して考えるアプローチも進んでいるようです。

代替医療の優れた点は①通常医療の副作用が軽減できる方法もあること、②漢方やアーユルヴェーダは人の身体を総合的に見るような異なるアプローチがあること、



一方、懸念点は①通常医療は医者、薬剤師、看護師など医療技術者になるには明確な資格制度があるものの資格制度がばらばらで施術者の質が担保しづらいこと、②体系になっていないものも多くわかりにくいことです。


中小企業診断士は「中小企業の経営のお医者さん」と例えられます。国家資格を取って実習をするのは分野は違えど通常医療と共通のスキームです。

通常医療の対象である人の身体は、どんな人にも脳があって、胃があってと身体のパーツは同じなので統一的なアプローチが効きます。(精神領域は異なるかもしれませんが)

一方診断士は企業や起業家など組織や複数の人のの活動や思いを対象にします。企業によって「脳」というと意思決定活動をとっても社長の強力なリーダーシップで進んでいるか、中間管理職が支えて進めているか、現場に権限が強いかなど企業によって全く異なります。

中小企業診断士は財務、生産管理、マーケティングなど、個別課題をしっかり見て通常医療のようにコンサルティングをするのも大事なポイントです。
一方、統合医療というような企業の全体を見ることがより必要で、代替医療のような視点も必要となりそうです。

診断士にとっての代替医療とは、
①カウンセリング、ヒアリングスキル(相手の状況を読み取るスキル)
②できそうな解決策を伴走して生み出し実現していく解決推進力(既存の成功例やパーツを当てはめる)、
③その会社の強みを生かした独自の商品とサービス、企業形態にしていくクリエイティブ力・デザイン力
ではないかと考えます。これらは①は誠意、②熱意、③創意に通じる気がしました!

まだまだ未熟ですが磨いていきたいです。
暑いですがご自愛ください。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京の平均気温はどのくらい上がっているのか

2019-09-04 12:00:00 | 19期生のブログリレー

 19期生の田中です。

 暦の上では、すでに秋ですが、暑い日が続いています。皆さまお元気でしょうか。

 私はスーパーに勤務していたので、参考までにアイスの話をすると、一般的なアイス(いわゆるクリーム系)は22℃~23℃を過ぎると売れ行きが良くなります。30℃を超えてくると氷菓、かき氷系の売上が売れるようになります。このため、品切れを発生させないために、天気予報を常に見ていたのをおぼえています。ちなみに当時のクセは今でも残っており、時間があったら天気予報(特に週間予報)を見ているということにこのブログを書きながら気づいたところです。

 さて、暑い暑いといいますが、どのくらい暑くなったのかを定量的に比較してみたいと思います。1985年の8月の東京の平均気温ですが、1日の平均気温が27.9℃、月間の平均最高気温が31.6℃、平均最低気温が25.1℃でした。1955年で見てみると、1日の平均気温が26.3℃、月間の平均最高気温が30.2℃、平均最低気温が23.3℃となっています。さらにさかのぼって、ちょうど100年前の1919年8月ではというと、1日の平均気温は25.0℃、月間の平均最高気温が29.3℃、平均最低気温が21.5℃となっています。

 これに対し、2019年8月の東京の平均気温ですが、1日の平均気温は28.4℃、月間の平均最高気温が32.8℃、平均最低気温が25.2℃でした。

 1日の平均気温は、1985年と比較してみて、約0.6℃、100年前の1919年と比較してみると、約3.4℃も平均気温は上がっていることが分かります。このように数字で見ても、暑くなっているのは間違いないようです。100年前と比較するとかなり暑くなっていますね。

 診断士の仕事において、報告書や補助金の申請を書くことが多いかと思います。こうした報告書の記載において、数値や根拠のあるデータを示すことができれば説得力も高まります。しかしながら、経営者とのヒアリングでは「多い・少ない」「早い・遅い」「重い・軽い」「高い・低い」「広い・狭い」など、抽象的な表現がたくさん存在します。こうした表現をそのまま報告書に記載すると、受け取る側の人によって、解釈が異なるケースや、誤解を生む可能性があります。補助金申請の場合、不採択となることもあります。

  製造業の事例ですが、踏み込んだヒアリングをしないと「機械導入によって生産時間が短縮されます」といった抽象的な表現になります。この場合、「1個当たりだとどのくらいの時間短縮が可能ですか」など聞き方を一工夫することで、「機械導入により、生産時間は1個1分が、1個40秒と1個当たりでは20秒の短縮となり、1時間の生産量で換算すると、1時間当たり60個から90個と1.5倍となります」と表現が具体的になります。

 このように、報告書などを書くときには、受け取る側の立場に立って、抽象的ではなく具体的かつ分かり易く伝えること、それが診断士に期待されている役割なのではないかと思います。

  データで示したとおり、東京は暑くなっています。20年後、30年後は外に出るのも大変な時代が来るかもしれません。残暑が続いておりますが、皆さまも熱中症などにも引き続きご注意ください。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稼プロ!3回目の講義を受けて身につけたいと思う“起承転結”

2019-09-03 12:00:00 | 19期生のブログリレー

皆さん、こんにちは。稼プロ!19期生の高橋由子です。

8月31日は稼プロ!3回目の講義でした。

私が一番必要としている書くことについての講義で、とても学ぶことが多い内容でした。

その中でまずは書くことで身につけたいと思う「起承転結」について書きます。

 

3回目講義内容のひとつとして、小論文の書き方の講義があります。小論文のレジュメを作成してグループのメンバーや小野田講師からコメントをもらいます。

そこで言われたことは、何を提案したいのか?具体的な方法はなにか?何がいいたいことなのか?など手厳しいコメントです。

そして小野田講師からは、私のレジュメの内容は、1項目目が「情報」、2項目目も「情報」、3項目目も「情報」、で「結論」はなんなのか?結論や方法がないと指摘を受けました。

 そこで私は何を書こうとしていたのかと思い起こしました。

情報を集めてその結果が結論となるようにしていただけだったことに気が付きました。

ただ「情報」を集めただけでは「結論」にはならなかったのです。

 

 そしてさらにわかったことは、「起承転結」で書く意識がなかったということです。

プレゼンを作るときのコツとして、「起承転結」で書くと良いというアドバイスを受けて、自分の書く文章が「起承転結」のなににあたるのかをみていきました。

すると、「起承」はあるのですが「転結」があまりないのです。

「起」 導入 

「承」 事実、情報(こんなことがありました)

「転」 結論、転用(こんなことが言えますね。)

「結」 伝えること(だからこうですね)

話すときも「転」である結論や「結」の他の人にプレゼントとして伝えることがあまりなかったんです。

 

 どのようにしたら出来るようになるのでしょうか。

小野田講師から講義で教えていただいたことがわかりやすかったので、皆さんにもご紹介させていただきます。(小野田さんご了承ありがとうございます!)

プレゼンをすぐに作る必要があるときや、文章を書くときに活用できます。まずA4の紙を用意して十字に線を書き四つの四角を作ります。左上の四角に「起」を書き、右上の四角に「承」を書きます。右下の四角に「転」を書き、左下の四角に「結」を書きます。起承転結の順番に矢印を書きます。それぞれ「起承転結」に下のコメントも書きます。これは起承転結だけでは何を書くのかわからなくなってしまいそうなので私は書こうと思います。

起 導入 

承 事実、情報(こんなことがありました)

転 結論、転用(こんなことが言えますね。)

結 プレゼント(だからこうですね、私ならこうする)

それを繰り返していきます。

自分が今「起承転結」のどの部分を書いているのかを把握していくように心がけて行こう思います。

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワクワク感

2019-09-02 17:46:18 | 19期生のブログリレー
 事務局の佐々木晋です。こんにちは。今年の夏休みは、香港に行ってきました。早割を狙って今年の春には予約をしていたのですが、その後ニュースで報じられている混乱が大きくなり、出発寸前まで行くかどうかをかなり迷いました。キャンセルされた人も少なくなかったようです。最終的には、出発のタイミングで空港の混乱が収まっていたこと、旅程が平日だったこと(デモは週末が多い)、SNSを使えば混乱が起きる場所を回避できそうだったことから、決行することにしました。しかし、出発前日に下の娘が急性胃腸炎にかかったため、妻と娘は土壇場でキャンセルし、中学一年生の息子と2人で行くことになってしまいました、、、。
 
 家族全員で行けなくなり寂しさを感じていましたが、男二人旅は独身時代の友達との旅行のようで楽しかったです。幸い私達が行ったタイミングではデモも落ち着いてたので、観光客が少ない分、普段混雑している観光名所もすいており、無事楽しむことができました。中学一年生にもなりますと体力があり、香港のディープなエリアを含め、たくさん歩きまわることができました。
 
 また、観光と共に会話もたくさんしました。学校や友達のこと、サッカークラブや勉強のこと、好きな映画や音楽のことなど、普段ゆっくり話せないことを、いろいろ聞くことができました。印象に残ったのはワクワク感です。私もそうでしたが、中学1年生は日々新しい出会いとの連続で、とてもワクワクしている様子を窺えました。例えば、かっこいい音楽に出会ったら、そのミュージシャンが好きな昔の曲を調べ、またそのかっこよさに驚く。こういった発見の連続を日々繰り返しているようです。
 
 ワクワク感があると、日々の生活が活性化されますよね。大人になって会社勤めが長くなると、毎日いろいろなことが起きても、なんとなくその先が見えてきて、ワクワク感が薄れていきます。けれども稼プロ!は、診断士としての新たな可能性を知ることで、若い時に感じていたワクワク感を思い出させてくれる場だと思います。私自身が昨年そうでしたし、今年は事務局として皆さんの振り返りシートを拝見していて、そのように感じている人が多いと思っています。
 
 次回の合宿はキャリアビジョンの発表になります。これまでの講義や懇親会での話を参考に、是非ワクワクするようなビジョン作成にトライしてください。私も新たな刺激を受けることを期待しています!
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「中小企業BANTO」と「一流のナンバー2」

2019-09-01 22:00:00 | 19期生のブログリレー

みなさん、こんにちは。
19期生の繁野邦博(しげのくにひろ)です。

先日、あるコンサルタントの先輩からこんな認定試験ができたことを教えていただきました。

その名も「中小企業BANTO」。

公益社団法人 全国経理教育協会『中小企業BANTO認定試験公式テキスト』中央経済社

Business Accounting aNd Total Officerの略称で、
中小企業の「番頭さん」といえる人材の養成を目指した認定試験です。
第1回目の試験は来年、2020年の9月27日(日)を予定されています。

試験の出題範囲は以下のような内容となっています。
1.分析及び評価:25論点
2.会計及び財務:25論点
3.税法:20論点
4.経営法務:20論点
5.ビジネスコミュニケーション:15論点

受験者としては、以下のような方々が想定されています。
・中小企業の現役経営者、次世代後継者
・経営管理の知識を習得しようとするビジネスパーソン
・企業のサポートを行う金融機関勤務者
・中小企業で実践されている経営や会計の基礎を学ぼうとする学生
・日本でマネジメントスキルを学ぼうとする留学生

ネーミングからして面白いなと思い、思わずテキストを購入してみました。
診断士一次試験科目の「財務・会計」、「企業経営理論」、「経営法務」と
重なる部分も多くあり、ビジネスマナーや社会常識まで、幅広い内容が
わかりやすく体系的にまとめられていて、面白い内容です。

ただ、想定されている受験生を見ていて1つ疑問に思ったことがあります。
番頭や参謀、組織のナンバー2を目指す人とは書かれていないんだなと。

この点をもう少し深く掘り下げたくなり、もう1冊本を購入してみました。

中谷彰宏『一流のナンバー2』毎日新聞出版

こちらの読者としては、以下のような方々が想定されています。

・一流のナンバー2になりたい方。
・一流のナンバー2を育てたい方。
・自分がリーダー向きなのか、ナンバー2向きなのか、わからない方。

「リーダーは責任が重いから、サブリーダーになりたい」では、失格。責任をとれるのが、参謀だ。
という、従来のナンバー2の認識を改める刺激的な書き出しからはじまり、

ナンバー2とは、トップと現場をつなぎ合わせる橋渡し役、教育係、ファシリテーター、
時にはトップと共に、または部下と共に覚悟を共有して仕事を進める重要な役割であるとして、
ナンバー2が実務に活かしていくための心構えや立ち居振る舞い方が62の具体例でまとめられています。

書籍紹介から一部引用しますと、
・リスクをとろう。
・人気より、人望を持とう。
・覚悟を共有しよう。
・慣習にとらわれない。
・仲がいいことを目的にしない。
・技術より、コミュニケーション力をつけよう。
・部下に憧れられる存在になろう。
・損な役を引き受けよう。
・混沌を恐れない。
・若手育成を通して、自分が学ぼう。
・何があっても、切り捨てない。
・部下の努力をムダにしない。
・最初にアイデアを言おう。
などなど。


本田技術研究所の本田宗一郎氏と藤澤武夫氏
松下幸之助氏と高橋荒太郎氏
ワンピースのルフィとゾロ

強い組織には共通して、ビジョンを持ったリーダーと、
リーダーや組織を陰で支えるナンバー2の存在があり、
リーダーや組織からもその存在が求められているように思います。

また、ナンバー2は、「役割」であると考えると、
社長と副社長という経営トップだけでなく、部長と課長、
プロジェクトのリーダーとサブリーダー、先輩と後輩、お客様と診断士など、

実務上のあらゆる場面で必要とされる流儀であることに気づかされ、
前段の疑問も解消されました。

前者の書籍では、経営を支えていくために抑えておきたい知識、スキル。
後者の書籍では、経営を支えていくためにありたい心構え、価値観、やり方。
どちらも基本的な部分からわかりやすくが学べます。

もしお時間ありましたら是非併せて読んで、
実務でのアウトプットに生かしていただければと思います。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする