ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ロック画報 08 「日本のパンク/ニュー・ウェイヴ」

2014年07月26日 | 雑誌付録CD

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ロック画報 08 「日本のパンク/ニュー・ウェイヴ」 (2002)

ブルース・インターアクション社から出版されたCD付きの音楽ムック「ロック画報」の8巻は「日本のパンク/ニュー・ウェイヴ」と題して、日本ではメジャーなムーヴメントとまでにはならなかったけれど、当時から現在にかけても影響を与え続けている重要なロック・シーンの特集。自分がこうした音楽に触れたのは一部を除いてリアル・タイムではなかったので、あとから「東京ロッカーズ」を聴いてガツンとやられ、その収録アーティストから購入し始めた。フリクション、リザード、S-KEN、ミラーズなどなど。ずっと洋楽中心で音楽を聴いていた自分だが、こうした日本のパンク、ニュー・ウェーヴのバンドがロンドン・パンクやNY・パンクとも接点があったり、そんなに変わらない時系列で日本に存在していたことを知り驚いた。

付録のCDには、レコードと全然アレンジの違うリザードのライヴ曲を始め、様々な未発表ライヴ音源が収録されている。音質は悪い。残念ながら自分の浅い知識では半分くらいのバンドしか知らない。ムックを読んで初めて存在を知ったバンドも。自分は(小野洋子のような)音痴でフリーキーな女性ヴォーカルは最も苦手とするところなので、正直聴いていられないものもあった(ファンには貴重な音源なんだろうけれど…)。一部はまるで「No New York」を聴いているみたい。でもそうしたものも含めて、いわゆる欧米とそんなに変わらないタイムラインでこうした文化が日本にあったことはとても興味深い。何しろインターネット時代の現代と違い、そうしたムーヴメントが日本に伝播するにはかなり色々な障害があっただろうから。この特集を読んでいて、小学生の時に受けた大きな衝撃、ヒカシューの「パイク」を思い出した(笑)。

オークションにて購入(¥1,018)

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