ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

まるみや @岐阜県可児市

2014年07月01日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県可児(かに)市にある豚焼き串専門店「まるみや」。希少な部位を扱っているという話を聞いていたので、機会を探して行ってみた。店は何軒か入ったテナントのうちの1軒。外にはシンプルに「豚焼き専門店 まるみや」と書いた看板と、「豚焼き」と書いた暖簾のみ。下手にどこそこビールの立て看板とか、ノボリとかがないのが潔くてイイです。

店に入るとカウンターとテーブルが3つ程の小さいハコ。カウンターには10人位座れるだろうか。主人と手伝いの女性の2人で回していた。この日は仕事帰りっぽいガテン系の若い客でテーブルが埋まっている。すでに随分出来あがっているようだが、こいつら外に置いてある車を運転して帰るんじゃ…。ま、それは置いといて、品書きを見て胸躍る。普通の串焼きの店ではお目にかからない様な部位がいっぱい。ちなみに品書きには串だけでも…、

五目   (肺など)
ナンコツ (軟骨)
あぶら  (脂)
皮つき  (小腸)
タン    (舌)
ミノ    (胃袋)
レバー  (肝臓)
心臓   (心臓)
ツラミ   (頬肉)
パイプ  (大動脈)
すい臓  (すい臓)
白もつ  (食腸)
豚バラ  (アバラ肉)
サガリ  (横隔膜)

と数多い部位が載っている(※品書きの後ろ辺りを選択するとどの部位か分かります)←品書きの説明です。どれも気になるし、食べた事の無いだろう部位も多いので、上から順番に1本づつ「塩」で注文してみた。ナンコツは今まで食べたことあるだろうと思っていたが、とても変わった食感だし、皮つきはジューシーさが良く、パイプはコリコリ、白もつはフワフワ、さがりはしっかりとした歯応え、とそれぞれ全く違う食感。中でもすい臓はガサガサした口当たりといい、味といい初めての体験だった。塩だけの味付けだからその特徴がよく分かる。ちょっと塩ではダイレクト過ぎて、中にはたれの方が良かったかな、という独特な風味のものもあったが、どれもなかなか面白い。これは仕込み大変だろうなァ。焼きや調理の担当は主人1人だけなのでちょっと時間がかかったが楽しめた(自分も一本づつなんて面倒臭い注文をしちゃったしね)。

こんな内容だからさぞかしビールがすすんだと思いきや、この日は1人で、しかもバイクだったので残念ながらノン・アルコール・ビール。いやぁ、久しぶりに呑んだけど…やっぱり旨くないね(笑)。次は必ずドライバーを連れて来るゾ。(勘定は¥2,400程)

まるみや

岐阜県可児市中恵土2301-2

コメント
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