ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

池田屋 @愛知県犬山市

2014年07月27日 | 愛知県(尾張・老舗)

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犬山駅から西へ向かった県道183号線沿いにある中華料理屋「池田屋」。表から見てもあまり目立たない店だが、地元の人に愛されているのだろう、いつも客が入っている。裏に駐車場があり、そこからも店内に入る事が出来ます。自転車で近辺をうろうろしていた時に夕食をいただこうと訪ねてみた。

店は年季が入った昭和の中華料理屋の風情で、間口は狭いが奥に長い店。厨房には若い人も居て、街場の中華料理屋とは思えないくらいに声が出ていて活気がある。これまた元気な給仕の女将さん(たぶん)にこの店の名物という「どんでん丼」を注文。元は「朝鮮丼」という名前だったらしく、犬山祭の車山(やま)が豪壮に方向転換をする様「どんでん」にちなんで最近になって改名したらしい。40年程も歴史がある丼らしいがどんな味だろう。

しばらくしてスープとたくあんと共に配膳されたどんでん丼は、赤い塗りのプラスチックの丼に入って出てきた。しっかり下味の付けられた豚肉は甘辛で、少し辛味も入っていて香ばしく焼かれている。上からたくさんの短冊状の海苔がかけられていて、丼を覆っている。いわゆる中華という要素は全く無い。肉は柔らかい食感で、当たり前だがタレはご飯とよく合うので、ガツガツとお腹の中へ。ちょっと多めの海苔がちぐはぐな感じがしないでもない。海苔じゃなく、少し緑のものを足したりするとグッと良くなるような気がするけどなァ。名前としては朝鮮丼の方が感じが出ている気がするが、ただの照り焼きともちょっと違うこの丼。どんでん丼と言う名前が定着して長く続くといいね。(勘定は¥650)

この後の記事はこちら

 

 ↓ 写真は夕闇迫る犬山城

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池田屋

愛知県犬山市犬山西古券67

 

(いけだや 中国料理池田屋)

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