Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

MAVIC HELIUM ホイールを洗浄する

2022-09-28 20:03:35 | ホイール
MAVIC HELIUM マビックのチューブラーホイール ヘリウムの整備をしています
今回は洗浄し汚れを落としてやります 作業風景をどうぞご覧下さい





赤いアルマイト加工がされた MAVIC のホイール HELIUM です 発売当時は完組み軽量として
人気が有ったそうです 今回はこれを洗浄します






当時の取扱い説明書がそのまま残っています
この印刷物の裏面に 09/96 の印刷があります
1996年と言う事でしょうか 確かにその頃の
ホイールだった気がしますが これは確信が
有りません すみません






場所を移して洗います 自転車を洗車する時と同様の
道具を用意しています






油汚れに使う Wako's のフィルタークリーナーを
必要量容器に入れました 廃番になって久しいですが
まだ一缶有ります




このクリーナーには刷毛を使います






フリーとハブの油汚れ部分にクリーナーを塗りました
フリーの回転部分にはあまり使いたくは無いですが
今回はここも分解する予定なので良いでしょう






クリーナーは水で洗い流します 充分な水量を使えば
中和するそうです






ホイール全体を洗います 使う洗剤は Simple Green
メーカーの案内には環境に優しいと書かれています
手にも優しく泡切れも良い洗剤です






今回はやや濃い目に希釈しました 洗うブラシ等は自分が
使い易い物を選んでいます




この辺りは歯ブラシも使っています




ニップル周りやタイヤの接着面はやや大きな洗車ブラシで






スポークやハブ胴はスポンジで・・ 全体を良く洗い
後は放水して完了です




タイヤも付いていないホイールですから それ程
時間も掛かっていません 準備~片付けまでで
1時間くらいです





自転車小屋へ帰って来ました 良く乾燥させてから次の作業へ移りましょう
次は 振れ取りの予定です どうぞ次回もお付き合い下さい

前回の作業 【 MAVIC HELIUM リムセメントの除去 】

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MAVIC HELIUM リムセメントの除去

2022-09-27 20:04:35 | ホイール
MAVIC マビックのチューブラーホイール HELIUM ヘリウム 発売当時は完組み軽量ホイールとして
人気が有ったと思います このホイールの整備を行います





MAVIC の赤いホイールバッグです 最近は珍しくなくなりましたが このバッグは便利ですね
少し古いホイールがバッグに入り届きました




MAVIC HELIUM チューブラーホイールです
同じシリーズの W/O のホイールが 10数年前
手元に有りましたが もう処分して持っていません




かなり古いホイールですので どの様な使われ方を
していたのかも分りません 良く観察しながら一連の
整備をしてやります




シールドベアリングが使われた回転部分 フリーはシマノ用が
付いています 8s~10s のカセットが使えます






リムの内側には色々なシールが貼ってあります




チューブラーホイール リムセメントが使われています
まず最初にこれの除去、掃除を行いましょう




振れ取台にセットして作業を進めます






ホイールが届くまで タイヤ接着面の状態が良く解らず
セメントの状態に依っては塗料の剥離剤を使うつもりで
用意をしていました






でも今回の状態であれば アセトンでやってみます






おしぼりのタオルを用意し これで拭き取ります
アセトンは充分な量を含ませます






ニップル穴の 2~3 スパンずつ拭き取って行きます
全体を拭き終わりました






後輪は終わらせました この位 綺麗になれば良いでしょう




時間を置かずに前輪に掛かります タオルのアセトンが乾くと
タオルがカチカチになります






タオルの綺麗な所を選びながら ひたすら拭き取って行きます
完了です 前後で 90分程度の仕事です




アセトンは蒸発するのも早いので タオルに充分浸しても
それで 2~3 スパン拭き取るのがやっとです 使った量は
300cc くらいでしょうか





ホイールを洗浄して濡らす前に溶剤を使いました 作業を進めながら 他の部分も
観察しましたがそれ程褒めれた状態では有りません 年数を考えると相応と言う
処でしょうか この後も整備を続け、少しでも良くしてやります

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リムセメント プライマーを作る

2022-09-25 20:12:24 | ホイール
チューブラーホイールにタイヤを貼る為のリムセメントですが 少し粘度を調整し
プライマーとして使える物を用意します





チューブラータイヤを貼る為のリムセメントです これは開封して使っている間に
粘度が増して来ます 混合されている溶剤が揮発するのでしょうね 今回は粘度を
調整しかなり柔らかいリムセメントを作ります






残り少なくなったリムセメントを一つの缶にまとめます






リムセメントにラッカーシンナーを足しました
攪拌する為にスポークを使います リムセメントには
便利です






攪拌しながら粘度も確かめます 使う場面に依っては
シャブシャブでも良いくらいですが 適度に粘度は残して
おきます




今迄に使っていた容器が汚れて来たので 新しくしました
使い途は 新しくベッドを作る時の初回に使うと綺麗な
接着面が出来ます その上にベッドを作ると良いですね






ベッドを作る時の下地なら この様な感じで使えれば
良いのじゃないでしょうか





一缶この様なものを用意しておくと少し残ったチューブのセメントも 無駄無く使えます
貼りっ放しのタイヤを剥がした時 リムセメントの状態が良く無い場合でも ある程度なら
緩めてやる事も出来ます 色々と便利に使っています

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自転車 タイヤのバルブが曲がる

2022-09-23 20:02:08 | ホイール
自転車のホイールに装着したチューブラータイヤのバルブが頻繁に曲がります
原因が良く解りません





私のロードレーサーですが 7月初旬にリアホイールを組み替えてから結構乗っています
乗り始めて 1ヶ月くらい経つとバルブが曲がり始めました タイヤが回ると言う症状です




ホイールを組んだ時に意図的にリムセメントを少なくし
新しいタイヤを貼ったので それが原因かとも思い
リムセメントを多く使いタイヤを貼り替えました
ところが・・




貼り替えて約 200km 出掛ける前に異常が無かったものが
30km 程度走り 帰ってくるとこの状態です 進行方向は右方向
ブレーキに依る曲がり方では有りません 逆です
この日 直ぐに貼り替えました リムセメントは結構使いました






そして今回の症状が またこれです ブレーキやもがきで
タイヤが回る様な乗り方はしていないのに不思議です






猛暑、温度に依る不具合であれば 日本国内多くの所で
同様の事が起こっているはずです 原因は他に有るはずです




リムセメントはしっかりしているはずです タイヤが回るとは
思えません、これはこの後タイヤを剥がすので 確認しましょう

タイヤを貼り替えます 原因を探る為には仕方が有りません






このタイヤは又使うつもりです 今の間にウエスで
汚れを拭き取っておきます






タイヤの空気を抜きます






リムセメントは良く効いています ドライバーに
助けて貰いましょう






タイヤが接着されていない部分 ニップルホール辺りに
ドライバーを差し込みます




リムセメントはこの様な状態です そう簡単にタイヤは
外せません




こんな事は今迄した事が有りませんが カッターを使い
リムセメントの縁を切ります 






切っ掛けが作れたら 後はタイヤを持ち上げながらリムから
剥がします




ARAYA ADX-1 用途はトラックオンリーです やや谷が深く
タイヤの接着面が届き難いリムには違い有りません ただ
今回使っているのは 21mm 巾のタイヤですからそこは大きな
問題では無いでしょう




剥がしたタイヤの接着面です






タイヤを外したついでにホイールの振れ取をしておきました
初期振れです






剥がしたタイヤにセメントをかなり持って行かれたので
もう一度ベッドを作ります




セメントが残っている所も有るので 良く観察しながら
セメントを塗りました このまま置いておきます






タイヤを用意します ホイールに入れて保管していました




新しく用意したタイヤも同じ銘柄を選んでいます






TUFO S33 PRO 21mm 巾のタイヤです 260g








タイヤの接着面にリムセメントを塗ります






タイヤの裏面 リムのエッジが当る部分にもセメントを
塗りました マビックの GP4 などもそうですが 谷の深い
リムでは大事な事です






リムにセメントをしっかりと多い目に塗りました




私はセメントの乾燥待ちはせずにタイヤを入れます
このタイヤ結構固いです エイヤーで行きます






かなり苦労しました 途中で諦めかけましたが強引に行きました
おかげでタイヤサイドをリムセメントで汚しました 初心者か・・






タイヤに溶剤はあまり使いたく有りませんが 溶剤で
汚したセメントを拭き取りました 
こうしてバルブを見ると幾らか曲がっています タイヤを
左右へ押し込む時に 目一杯で良く見る余裕が無かったです
これ以上曲がらなければ許容範囲です




タイヤのセンター出しや横ブレの調整をし 使用圧まで
空気を張りました






リムセメントの強度が出るまで 12時間は置きます
バルブの状態はこれ以上曲がらないか良く観察しながら
使います





今回のバルブの曲がり方 前輪はブレーキを使う事で バルブは後方へ曲がります
後輪は踏み出しの力が強いと バルブは前方へ ブレーキを多用すると後方へ・・
その様な症状が出る事は有ります ただ私の脚力と乗り方でこれだけ頻繁に
こんな事が起こるのが不思議で仕方が有りません 様子を見ます
*この症状は 8月中旬から 9月10日頃まで続きました

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ホイールの初期振れ

2022-09-22 20:01:22 | ホイール
新しく組んだホイールの初期振れの振れ取りを行います 約2ヶ月 500km 程度使った
チューブラーホイールです





今年の 7月に組替えたチューブラーホイールです その時の様子は カテゴリー ホイール組替えで
詳しく紹介させて頂きました その後 500km 程度走行しました 今回タイヤの貼り替えを期に
初期振れの振れ取りを行います






タイヤはもう外しています 作業を進めます




リムのエッジにリムセメントが付いていると作業が
やり難いので カッターでセメントを落とします






想像していたより振れています 少し癖の悪いリムだったので
上手く取れるか分りませんがやってみます




天振れ、横振れ共に調整して行きます ニップルを回す時は
スポークホルダーを必ず使います プレーン用に自分で
使い易い様に作った道具です 扁平スポークにも使えます






ホイールのセンターも確認します Campagnolo のセンターゲージ
使い易い道具ですがもう手に入りません 大事に使っています






この後の作業 タイヤを貼る時の為に リムに付着した
古いセメントや汚れを拭き取って置きます





ホイールを組んだ後の初期振れ これは必ず出ます 天振れを見るために
タイヤを外す必要が有ります 今回は丁度良いタイミングでした

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