Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

Campagnolo カンパニョーロ ペダルキャップが落ちました

2017-02-23 20:00:35 | 自転車整備 ペダル
私のロードバイクには Campagnolo カンパニョーロのペダルを使っています
そのペダルキャップが保管中に壊れて落ちると言う怪奇な現象に見舞われました





私が自転車の保管や整備をする為の倉庫ですが何台かの自転車は天井から吊っています
これは毎日の様に目にする風景ですが 目に入る範囲で何か変なものを感じます




視線を上げるとロードレーサーに使っているペダルが
少しおかしい・・




ちょっと自転車を降ろしてみましょう






あらペダルキャップが無くなっています これが
何か普段と違うと感じた原因ですね





ペダルを外して整備台の方に来ました これは Campagnolo RECORD のピスト用
鉄ペダルなんですが 以前にも軽合金のスーパーレゲロで同じ事が起っています
走っていて無くしたと言う話は良く聞きますが 保管中に同じ事が起るのは気味が悪いです






樹脂製のキャップなのでソルダーエイドの先を炙り
残骸を焼き切ろうとしましたが 回転部分にゴミが
入るので良くないですね








もう分解してしまいましょう その方が確実です
ロックナットには 11mm のメガネレンチを使います






シャフトを支えるのは小振りなモンキーレンチを
使います






モンキーでシャフトを固定しロックナットを緩めます
※ ペダルは左側のクランクの取付けネジ以外は全て
正ネジです








次は玉押しを緩めますが指先で無理なら 13mm のスパナを
使います 無理をしてはいけませんがここは工具の先が少し
掛れば仕事は出来ます






カンパの玉押しにはワッシャーが埋め込まれる様に
入っています 舌付です






玉押しを外しました グリスが汚れている様に見えますが
カンパの当時物のグリスは元々この様な色をしています
それ程悪い状態では有りません






表とクランク側のスチールボールです 表側のグリスの方が
やや色が濃いです 何故かなと感じながら観察しています






ペダルシャフトの状態です 全体にグリスを塗っていますが
部品を長く使う為の一つの方法です 主な目的は防錆ですが
こうする事で長く綺麗に使えます 今回のペダルは少なくとも
45年以上経っています ボールも取り出し分解が終わりました






各パーツを洗浄します KURE のパーツクリーナーを
使いました とても使い勝手の良いクリーナーだと思います






さて本来の目的で有る割れて残ったペダルキャプの
ネジの部分を取り外しましょう ネジは回りません






この辺の先の細い道具でやってみます 多少の
荒業が必要かも分りません 一ヶ所を潰して
残骸を自由にしてから外しました




ネジ山にもグリスが使われています 樹脂の欠片が
幾らか出ましたから回転部分は分解して正解でした




用意しているペダルキャップです カンパニョーロの
純正は当然製造されていませんがまだ新しい物も探せば
手に入ります ただとても高額で取引がされています
絶体にオリジナルに拘りが有ればそれも良いですが
ここは社外品で済ませます 三ヶ島製作所のキャップで
ネジが合う物が有ります MKS のマークは削りました






ペダルキャップを装着してみました 少し隙間が出来ます
ネジの部分が長い様です






180番のサンドペーパーで削ります






ネジ山の数が少ないので削るのはこの辺までです
ヤスリで削り跡のバリを取っておきました




これで行けそうですね OK です





MKS のアルミ製のキャップにはマークが入っていますが それを削り 2mmの穴を
新たに開けています その後磨くとこの様な状態になります 綺麗ですよね

次はグリスアップと玉当りの調整を行いますまだまだ調子の良いペダルです
次回もお付き合い下さい

次の記事 【 Campagnolo ピスト用鉄ペダル グリスアップ 】

コメント (4)
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