Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ワイヤーの先端処理は ハンダ付けで

2013-01-07 20:33:49 | ロードバイク スプートニク
前回ワイヤーラインの調整が全て終わりました 切断したインナーワイヤーの切り口
この先端処理を半田付けで行います






ブレーキと変速機の調整が終わり インナーケーブルの
先端を切り落としています ここにはキャップを使う
人が多いのですが 今回は半田付けで処理を行いましょう






今回使っているケーブルはシマノの商品ですが
素材がステンレスです その為ステンレス用の
フラックスとハンダが必要です






作業を進める時には フレームを養生した方が良い
ですね 溶けた半田やフラックスがフレームに落ちると
悲しい思いをします

ワイヤーの油分や汚れを綺麗にし 充分フラックスを
浸透させます これは確実に行った方が良いですよ




熱した半田コテで半田付けをします 使うコテは
有る程度の容量が有った方が良いと思います
60w以上有った方が良いかな? 

半田のコツとしては先にワイヤーを熱しておいて
そこへハンダを差す これで一瞬で終わりますが 
そのタイミングは自分で経験して覚えると良いですね






フロントブレーキと フロントディレーラー






リアブレーキとディレーラーも完了です

このブレーキの様にワイヤーに浸透させるだけで
良いのですが 下の変速機の様にやや半田を盛って
やるのも 慣れれば好みの施工が出来ます

このインナーワイヤーのハンダ処理は 特に変わった
事では無く随分昔からされて来た処理方法です 
キャップで済ませるより色々と良い事が有る方法だと
思います

追記
今回の作業、フラックスは酸性なのでそのまま残すと
腐食や錆を誘発します 作業後は良く洗い落とす事を
忘れてはいけません  2013.1.11 Kino

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4 コメント

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半田づけ (giro)
2013-01-07 22:41:26
ステンレス用の半田があるんですね


知らなかったです
昔のワイヤーはスチール製だったから、私もこのような作業は経験がありますが、現在はスチール製のワイヤーを探すのも難しいですよね

キャップも良いけれど、知らぬ間に取れてしまうと、先端がほつれてしまいます

はんだ付けではそのような心配がない分、より確実な処理といえますよね

ヨーロッパのほうでは、はんだ付けの仕上げ形状を独特な形にして、工房の独自性をアピールしているところもあるらしいですね
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難しくないですか? (Yasu)
2013-01-07 23:21:15
以前からKinoさんのブログで半田でのワイヤー端部の処理を
拝見していて「次は挑戦してみよう…」と思っていたのですが、
半田を使用した経験が中学の授業でラジオを作った経験しかなく、
その時に上手くできなかったのか?怖くて手が出せませんでしたが、
ワイヤーを熱して半田を差す…これなら出来るかな?

もぅ、殆ど完成ですね…試乗のインプレも楽しみにしています!
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giroさん (Kino)
2013-01-08 18:52:02
ハンダは熱を加えると液状になるので
形を整えるのは難しいと思いますが 何か型の中に流し込むのでしょうか
返信する
Yasuさん (Kino)
2013-01-08 18:57:07
ステンレスにハンダは乗り難いので
電気のコードで練習をしてみれば良いですね
銅には ヤニ(フラックス)入りのハンダを使いますが
お値段もしれているので是非、練習をしてみて下さい

あまり熱し過ぎてもハンダが弾けますので 大切なのは温度かな?
コテの先も絶えず綺麗にしておく必要も有ります

試乗、もう街乗り程度しか出来ませんが
どんな動き方をする自転車かは またご報告させて頂きます
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