Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

チューブラータイヤ 定期的な張り替え

2018-05-27 20:12:28 | ロード
チューブラータイヤの装着にはリムセメントやリムテープを使いますが
それらは時間の経過と共に接着力が弱くなります 適度な時期に張り替えた方が良いですね





私のロードレーサーにはチューブラータイヤを使っています 乗る距離が短く
運良くパンクもしないとタイヤを外す事が有りません しかしリムセメントは
確実に劣化をして行きます






使用圧まで空気が張ってあるとタイヤを外そうとしても
外れる気配は有りません






タイヤの空気を抜いてチェックしてみます






普通空気を抜いてもそう簡単にタイヤが外れるものでは有りませんが
これはその気になってタイヤを外そうとすれば比較的簡単に外れます






タイヤは再利用するので表裏両方から丁寧にタイヤを外しました




セメントが良く乾いています これ以上時間が経つと
完全に風邪を引きセメントの剥離も必要になります






タイヤの裏のセメントも乾燥しかけています






ホイールの手入れを先に行います 完全にセメントが乾燥してしまうと
剥離し床作りから作って行く必要が有ります 今回はそこまでしなくても
済みそうです シンナーを使います






リム巾に応じた刷毛を用意し シンナーを薄くリムセメントに塗り
固くなったセメントを少し緩めてやります






あまり沢山塗るとセメントが溶けて大変な事になります
表面が湿る程度の量が良いでしょう






タイヤの接着面も少しだけシンナーで湿らせます






シンナーでセメントが溶けて指に付く位、表面が柔らかくなっています






折角タイヤを外したのでホイールの振れ取りもやっておきましょう




シンナーで柔らかくなった表面が落ち着くまで置いておきます
少しお散歩をして時間を潰しましょう 近くの神社です






先程から 3 時間が経ちました どんな状態になっているでしょう
指先で触ってもやや柔らかく感じる程度にセメントが緩んでいます
リム表面の床も悪くないのでこの上から新しいセメントを塗ります






リムセメントはパナレーサーを使います






セメントはやや多目に塗っておきました 古いセメントが
幾らか吸い込むかも分りません






タイヤの裏側には新たにセメントを塗りません この状態なら
セメントの吸い込みは無いでしょう




リムに塗ったセメントの表面が乾いてからタイヤを入れる方法も有りますが
私は時間を置かずにタイヤを入れます バルブを中心に左右にタイヤを
押し下げながらタイヤを入れて行きます




タイヤを入れ終るとタイヤのセンター出しや左右の振れを取ります
これはクリンチャーでは必要のない作業ですが チューブラーでは
大切な作業です






タイヤに使用圧まで空気を張って完成です 一晩置いて
リムセメントの接着力が確保出来たらホイールが使えます





夕日を浴びた小さな花は近くの河原に咲いていました

チューブラータイヤはリムと接着剤だけで止まっています 接着力が低下すると
何処か一ヶ所タイヤが外れると一気に全てが外れます 坂の下りのコーナーで
自転車を倒している時にそんな事になったら恐いですね 自分や周りの人の身を
守るためにも 1年に一度は張り替えした方が賢明です


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