Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

リムセメントの塗り替え タイヤを外す

2020-07-09 20:04:40 | ホイール
リムセメントを使ったチューブラータイヤは定期的なセメントの塗り替えが必要です
その期間や理由などを交えながら作業風景をご覧頂きます





リムセメントのメーカーも何社か有りますが最近はこの Panaracer パナレーサーの速乾セメントを使っています
このセメントに限らず乗らない自転車でも 1年に一度はリムセメントは塗り替えるべきだと思います




私のロードレーサーですが 丁度 1年前にタイヤの交換をしています
その後、全く乗らずに自転車を保管していましたが 今回はリムセメントの
塗り替えを行います






リムセメントは塗布してから一定の期間は完全に乾燥せずに
ある程度の粘度を保っています それが 1年を過ぎた頃から
乾燥が進み極端にタイヤの接着力が落ちます




セメントが乾燥して風邪をひくと接着力の低下で何時タイヤが
外れてもおかしくない状態でとても危険です 加えてそこまで
セメントが乾くと一旦セメントを全て剥がし、ベッド=床から
作り直す必要も有りとても手間が掛かります
その様な理由でセメントは乗らない自転車でも 1年程度で塗り替えた
方が良いですね






では作業を進めて行きます スペアタイヤの状態もチェック
したいので スペアも降ろします






まずフロントホイールを外しました






ホイールを外したフロントフォークには 自転車が倒れ難い様に
自作のフォークホルダーを装着しています ホイールは倒れない様に
これも木製自作スタンドに立てておきます






後輪も外しました




後輪を外したリアエンドには チェーンを保持するチェーンレストを
装着しチェーンが垂れない様にしています






車輪を外した自転車は何時も保管している天井に吊っておきましょう






前後のホイールを外しました まず前輪のタイヤを外します




タイヤの空気を全て抜きます 空気は入っていない方が
作業を進め易いです






タイヤを外して行きます まだリムセメントが生きているので
かなり接着力が有り両手の親指で力一杯、剥がそうとしても
簡単には剥がれません




ここで注意する事は タイヤの裏に貼ってある 布=ふんどし
これは 剥がさない様に気を付けます 外したタイヤを捨てるつもりなら
どうでも良いと言う事ですが、それでも丁寧に剥がす 癖 は養った方が
良いですね 今回のタイヤは再利用しますから特に剥がしたく有りません






私も昔と比べると握力が無くなって来たので道具に頼ります
しっかりしたマイナスドライバーを使います 
しかし出先では全て手だけでしますから、手で剥がす努力と練習は
して下さい 私も選手時代は時間を掛けずにやっていましたから
きっと皆さんも出来ると思います










ドラーバーの先をゆっくりとリムとタイヤの間に差し込みます
ニップル穴の部分を狙うと入り易いと思います






奥まで差し込んだドライバーを上下に動かし リムとの
縁を切って行きます 慌てず少しずつ進めます






ここまではふんどしも剥がれず上手く行っています








まだ全てを剥がしていませんが リムからタイヤが外れる位になれば
タイヤを真上に持ち上げて行けば良いでしょう






タイヤが剥がれました これだけ強固に付いているなら
まだ外さなくても良いと思われるかも分りませんが
次に塗るリムセメントが上手く使えるのはこのタイミングです






リムに残っているセメントの状態を確認しています まだ
柔らかさが残っているので 新しいセメントを塗るとこれも
生き返ります




前輪のタイヤを剥がすのは完了です




後輪に掛かりますが する事は前輪と同じです






5速のボスフリーです この前田(サンツアー)のパーフェクトはたまに歯が割れます
それが国体のロードレースで割れた時は参りました トップと 2枚目の14t と 15t しか
使えなくなりました 当時フロントは 52×48t です
これで最後まで我慢して先頭集団でゴールしたのは 良く練習もしていたんでしょうね

スポークの結線 ソルダリングをしていますが、強くスポークが張れない
ホイールには効果が有ります






すみません寄り道が長くなりました 後輪のタイヤも同様に外しました




外したタイヤのセメントの状態もまずまずです




外したタイヤは両方再利用します まだ一度も走っていないタイヤです
ホイールに貼るためのタイヤの下準備も含め続きは次回にさせて頂きます





近くの公園に咲いていました 黄色が鮮やかです どうぞ次回もお付き合い下さい

次の作業 【 リムセメントの塗り替え タイヤを貼る 】

コメント (2)
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LED 投光器 1500ルーメン HOKOILN

2020-07-06 20:07:45 | 色々な道具
建築現場だけでは無く夜間作業等で活躍する投光器ですが 最近は軽量でコンパクトな商品が多く出ています
今回は充電式バッテリーと乾電池の両方が使える LED 投光器をご紹介させて頂きます





今回購入した LED 投光器ですが 2個セットになった物を選びました
今までにも幾つかの LED 照明器具をご紹介させて頂いていますが 今回は 1500ルーメンの高輝度
な商品を選んでみました どの様な物か一緒に見て行きましょう






送られて来た箱です 私の用途は仕事で使うのを第一に考えています
この手の商品は実に沢山出ていますが自分なりに価格とのバランスを
考え選んでいます 仕事で使うとレンズ部分に傷などが付き、長く
使えないのであまり高価な物は買えません






箱を開けてみます まず取扱い説明書が出て来ました
実に簡単な内容です 大きく 中国製と書かれています






その下に商品が入っています 仕切り紙を挟み
2ペアの商品が入っていました




全く同じ商品ですので 片方を良く観察してみましょう






投光器本体の表と裏側です 大きさは 16.6 x 10.8 x 9.2 cm
重量は 762g がカタログデータです 実物は測っていません






大きさは手で簡単に持てる大きさです






スタンドの角度を調整し本体を置く事が出来ます






裏の赤いゴム質の部分 上がスイッチで Hi Lo ストロボの
3段階に切り替えられます 下が充電と出力端子です
この商品は投光器以外にモバイルバッテリーとしても
使える様です






蓋を開けた部分がバッテリー取り付けスペースになっています




大きく見ると 縦に 4本単三乾電池が入ります
横方向に充電式バッテリーが入ります 但しこの
両方を同時に入れる事は出来ません






付属の充電式バッテリーと単三乾電池の比較です






充電式のバッテリーはあまり使わないので知識も有りませんが
リチウムイオンバッテリー 3.7V 18650 と言う規格で
2200mAh の容量が有る様です






充電式バッテリーと USB ケーブルは付属品です
単三乾電池は別売りです
乾電池を本体に入れてみました






充電式バッテリーを入れてみました 検索するとこのバッテリーは
結構高価な物なんですね 1本1000円程度~で売られています






乾電池、バッテリーそれぞれで点灯してみました 明るさに
違いは無い様です 商品を注文するまで使用時間を探しましたが
何処にも書かれていず分らなかったのですが 
同封された取説に Hi で使用時 2~3 時間と書かれていました 
少し短いかと思いましたが後で見て頂く明るさを考えると
仕方が無いかも分りません






充電と出力端子を良く見てみます 




右側の端子は出力側でモバイルバッテリーとして使えます






左側のマイクロ USB 端子を使い充電します
今回パソコンの USB 端子から充電してみましたが
8時間掛かりました 少し長いですね、次は急速充電器を
使ってみます




実使用



自転車小屋のシャッターを閉め消灯した状態で
今回の灯光器 1個を Hi で点灯しました 
これは期待以上の明るさでした 自分一人で仕事を
するならこの明るさで充分です






これは以前私のブログでもご紹介した灯光器で 300ルーメン有り
そこそこの明るさは有ります キッチンの中に身体を入れて作業を
する時などには充分過ぎる明るさです これは単三乾電池 6本で
8時間使えます






これは随分前から多くの現場で使われて来た投光器ですが
白熱灯で 500W 有ります これを何台も部屋で使うとその暑さが
たまりませんでした 今でも電球の黄色い色を見るとこの暑さが
蘇って来ます もう使いたく無い照明器具ですね




今回購入した投光器は仕事でも充分使えると思います
2個セットで 2500~3000円で購入出来ます





物を粗末に扱う訳では無いのですが 照明器具だけ大事に持ち運ぶ訳ではなく
他の道具と一緒に持ち歩くとどうしてもレンズ部に傷が付きます そんな事も有り
あまり高額な物は買わない様にしています

今まで購入した照明器具は 電池交換のコストも考え、長時間使える物を選んでいましたが
この明るさが確保出来るならそのコストは無視しても良いかも分りません 
とは言え電池4本=100円/2時間 一日 8時間労働= 400円/電池代、が必要になります
これは少し堪えるかな・・(笑)

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延長コードを作ります

2020-07-04 20:01:54 | 製作・加工
電気器具を使う時に延長コードを使う事が有ります 今回は自分の望む長さの延長コードを作ります
少し手先の器用な人なら誰でも作れると思いますが作業風景をご覧下さい





延長コードは一般のご家庭だけでは無く仕事でも多用します 私自身 長短複数のコードを 100m以上
用意していますただ仕事で使う物は 10mm以上の物が多いので 今回は 5m 程度の物を作ります
延長コードの作成には電気工事関係の資格は必要が無いと聞いていますが、その辺りは不案内です
漏電は火災にも繋がりますから不安の有る方は自作は止めた方が良いかも分かりません






私の倉庫に 3芯のコードの買い置きが有りました 片方にしっかりした
プラグが付いているので電動工具の補修用に買っていたのかも分りません
このコードを使います






メス側のコネクタを取り付けます 屋外で使う事も多いので
防水型の物を使います






電気工事が本職では有りませんが給湯器のリモコンコード等の
配線をする事が有るので 有る程度の工具は用意しています






今回使うコネクタボディです








このコネクタにも幾つか種類が有ります 良く観察しながら
分解してみます これは思っていた以上にしっかりした構造です




では始めます まずゴムボディをコードに通しておきます
これを忘れると後からは入りません




電気コードの外被をめくりました 正確な寸法が解らないので
少し長めに捲っています




オス側はアース付のプラグが付いていますが、今回のコネクタは
アース付では無いのでアース線はカットしました








コネクタの接続部にはこの圧着端子を使ってみます






コードの被覆を必要寸法めくり端子を差し込みました
無理なくコネクタに取り付けられる方向に気を付けています




端子を圧着するための工具を使います






端子を圧着しました




端子を取り付けたコードをコネクタにしっかりと
ネジで取り付けました ここが緩むのは困るので
結構ネジは強く締めています






最初にコードに差し込んでおいたカバーをコネクタ部に被せます








ゴムボディの中にこの部品を差込みます ここで防水の機能を
持たせています






ゴムボディを付属の金属バンドで締め付けて完了です






最初から付いていたオス側です アースを含めた三つの爪が有る
プラグに、爪が二つの変換アダプターが付いています






コードの結線が終わりテスターで通電と漏電のチェックを
しましたが大丈夫でした




試しにヘヤードライヤーを使ってみましたが大丈夫です





延長コードを作るのは今回が初めてでは無く修理も何度か行っています
でも電気の事は正しい知識も有りません 何時もこれで良かったのかな?と言う不安は付きまといます
現場で一緒になる電気屋さんの仕事を見ていると無駄が無く仕事も綺麗で凄く速いです 職人さんって凄いですね





雨の多い時期ですが 雨が降らない日には距離は乗れませんが サイクリング程度には
自転車に乗っています 仕事とは違う筋肉の使い方が刺激になり良いですね

コメント (4)
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アクセスが 5000万件を超えました 有難うございます

2020-07-02 20:03:13 | よもやま話
皆さんが私のブログを閲覧して頂いたアクセスの累計が おかげ様で 5000万件を超えました
大変有り難くお礼を申し上げます





2009年1月4日に開設させて頂いた私のブログですが 昨日アクセスの累計が 5000万件/pv を超えました
このブログを始めたのは、私が自転車に親しんだ当時は 道具や必要な部品を揃える事も出来ず
そんな中で工夫しながら自転車の整備を進めて来ました その様な整備の方法を多くの方達に
お伝えしたくて少しずつ記事にさせて頂きました





その様なブログですが開設から 11年が過ぎ 記事の数は 2226件に及びました
出来る限り間違いが無く正確な記事を書く様に心掛けて来ましたが
この様な拙いブログに、多くの方が訪問して下さった事を大変有り難く思います

改めて厚くお礼を申し上げるとともに、今後も出来る限り続けて行きたいと思います
これからもお付き合いをどうぞ宜しくお願い致します 
2020.7.2 Kino 拝

Kinoの自転車日記 初回の記事です 【 私のロードレーサー 】

コメント (8)
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