久々に更新された中央区ホームページの築地市場関連のページ。
気になった点があるので、過去の記事だけど今とりあげます。
*****中央区ホームページより引用****
『築地市場再整備問題の経緯と区の取り組み』
5月
都知事が定例記者会見で、豊洲新市場予定地の詳細調査で高濃度のベンゼンが検出されたことについて、「計画どおり移転できるよう最大限努力する」と述べた。(16日)
*****引用終わり******
あたかも知事が、「計画どおり移転できるよう最大限努力する」と実際述べたかのような書き方です。
私は、原著に当たってみました。
以下、その時の都知事の発言箇所を引用しますが、
「計画どおり移転できるよう最大限努力する」とは、
どこにも発言がありませんでした。
ちなみに、作り方を変えれば、
5月
都知事が定例記者会見で、豊洲新市場予定地の詳細調査で高濃度のベンゼンが検出されたことについて、「まあ場合によったら、時間との戦いの中でいろんなことを考え直さなきゃいけないかもしれない」と述べた。(16日)
と掲載したりもできるわけです。
全然、感じが変わってきます。
情報はつくれちゃうのです!!
ですから、
慎重に引用すべきであるということを言いたいです。
私自身も心がけなくてはならないことだと思っています。
『東京都ホームページより知事の発言』で、
豊洲土壌汚染に関わる部分を抜粋。
****東京都ホームページより引用*****
(前略)
2.豊洲新市場予定地における土壌・地下水調査の結果について
【知事】もう1つは、豊洲新市場予定地における土壌・地下水調査の結果ですが、これはとってもショッキングなデータが報告されまして、今年の2月から豊洲新市場予定地で実施してきました4122カ所、これはちなみに10メートル平方のメッシュでやっている訳ですけども、その詳細調査において、既に一部報道されましたように、敷地の一部、これはあくまでも1カ所ですね、1ポイントでありますけれども、環境基準の4万3000倍という高濃度のベンゼンが土壌から検出されました。しかし、敷地全体が、こういう高濃度の物質で汚染されている訳ではありません。
この調査結果についてはですね、5月19日に開催する専門家会議で一括して公表いたします。専門家会議では、この調査結果をもとに、生鮮食品を扱う市場用地としての対策を検討してもらい、7月に提言を取りまとめる予定であります。
また、対策についてはですね、全く新しい発想や技術の可能性も広く考えていく必要があると思います。いわゆる土木工学の中でですね、既存の、何と言うんでしょうね、方法論だけではなくて、新しい技術の開発も兼ね合わせたですね、もっと費用のかからない、しかし、効果の高い、そういう技術があるかもしれないということで、そういうものも模索していきたいと思っています。
都は、食の安全を最優先にですね、都民や市場の関係者の皆さんに安心してもらえるよう、今後万全な対策を講じていくつもりでございます。
私から申し上げることは以上です。質問があったら、どうぞ。
(中略)
【記者】豊洲の件で。先ほどベンゼンが高濃度に出たということですけども、同じ土壌からはほかの化学物質もかなり高い濃度で、昨年の調査よりも、ほかのシアンとか出てるようですけども、その点はどうなんでしょうか、実際のところ。
【知事】だから、それも含めてね、とにかくどういう技術的な対策をするかということをね、これからやっぱり考えなくちゃいけないと思うし、今まで考えていた、何というのかな、覆土、客土(良質の土を運び込むこと)、そんなことで事は済まないかもしれないけども、そういった問題を含めてですね、やっぱり専門家の方々に相談して、かつその限られたメンバーを超えて、土木工学的にもっと新しい方法があるんじゃないかということもね、学会を通じて私はリサーチし、相談してですね、そういう可能性があり得るんじゃないかと思ってます。その努力をします。
【記者】さっき、行政は知っていながら糊塗してはいけないというふうにいみじくもおっしゃいましたけれども、この件に関しては情報を全部出されるということですよね。
【知事】ですから、今日も発表しましたし、19日に専門家の口から詳細な報告をさせていただきます。
【記者】食の安心・安全が注目されているんですけれども、どれだけ対策を打っても、なかなかそこから毒物が出たというと、都民からは不安の声が出ることが予想されるんですけど、その辺は対策というか、理解…。
【知事】これはもうやっぱり心情論になってくるとね、説明とか、要するに解説だけで片がつかない問題はいっぱいある訳ですよ。これはね、やっぱりどこら辺の何を踏み切るかという問題でしょうけどね、風評被害が一番困りますな。だから皆さんにもね、冷静に事を報道していただきたい、冷静に。銀行の問題なんかもね、本当に冷静に正確な報道をしたのはあなたの新聞だけだったよ。
【記者】追加策を実施すると、開場の時期というんですか、移転の時期がずれ込む可能性があると思うんですけども。
【知事】これはなかなか厄介ですね。専門家の意見を聞いて、ある結論を出していくことでね、移転の問題、それからその移転した後の、オリンピックが仮に決まったとしてですね、あそこにメディアセンターをつくる云々の問題も基本的に考え直さなきゃいけない、そういう事態になるかもしれません、それは。
【記者】豊洲移転計画そのものを見直すお考えは、現時点であるんでしょうか。
【知事】私はね、前から言ってたんですけどね、そんなこと言わんでくれと言われてるんだけど、2つの環状線ができたらね、パリなんかはね、海に面していない首都ですから、大きな市場がありました。今は何かそれはほかへ移って、郊外へ移って美術館になってるけども。陸路の運送がスムーズになったら、クール宅急便なんかもある訳だし、内陸のほうにできないかということを言ったんですけども、これはやっぱり関係者がですね、移転賛成派も反対派も含めて、やっぱり海からじかに水揚げをしなくちゃいかん、これが絶対条件だということで、私も素人ですから、ああなるほど、そうですかということで引き下がりましたがね。
まあ場合によったら、時間との戦いの中でいろんなことを考え直さなきゃいけないかもしれません。ただ、私たちはやっぱりいまだ新しい技術を使って、豊洲への移転が時間内に可能だと思ってますし、期待しておりますから、そのための努力を当面いたします。
*****引用終わり*****
気になった点があるので、過去の記事だけど今とりあげます。
*****中央区ホームページより引用****
『築地市場再整備問題の経緯と区の取り組み』
5月
都知事が定例記者会見で、豊洲新市場予定地の詳細調査で高濃度のベンゼンが検出されたことについて、「計画どおり移転できるよう最大限努力する」と述べた。(16日)
*****引用終わり******
あたかも知事が、「計画どおり移転できるよう最大限努力する」と実際述べたかのような書き方です。
私は、原著に当たってみました。
以下、その時の都知事の発言箇所を引用しますが、
「計画どおり移転できるよう最大限努力する」とは、
どこにも発言がありませんでした。
ちなみに、作り方を変えれば、
5月
都知事が定例記者会見で、豊洲新市場予定地の詳細調査で高濃度のベンゼンが検出されたことについて、「まあ場合によったら、時間との戦いの中でいろんなことを考え直さなきゃいけないかもしれない」と述べた。(16日)
と掲載したりもできるわけです。
全然、感じが変わってきます。
情報はつくれちゃうのです!!
ですから、
慎重に引用すべきであるということを言いたいです。
私自身も心がけなくてはならないことだと思っています。
『東京都ホームページより知事の発言』で、
豊洲土壌汚染に関わる部分を抜粋。
****東京都ホームページより引用*****
(前略)
2.豊洲新市場予定地における土壌・地下水調査の結果について
【知事】もう1つは、豊洲新市場予定地における土壌・地下水調査の結果ですが、これはとってもショッキングなデータが報告されまして、今年の2月から豊洲新市場予定地で実施してきました4122カ所、これはちなみに10メートル平方のメッシュでやっている訳ですけども、その詳細調査において、既に一部報道されましたように、敷地の一部、これはあくまでも1カ所ですね、1ポイントでありますけれども、環境基準の4万3000倍という高濃度のベンゼンが土壌から検出されました。しかし、敷地全体が、こういう高濃度の物質で汚染されている訳ではありません。
この調査結果についてはですね、5月19日に開催する専門家会議で一括して公表いたします。専門家会議では、この調査結果をもとに、生鮮食品を扱う市場用地としての対策を検討してもらい、7月に提言を取りまとめる予定であります。
また、対策についてはですね、全く新しい発想や技術の可能性も広く考えていく必要があると思います。いわゆる土木工学の中でですね、既存の、何と言うんでしょうね、方法論だけではなくて、新しい技術の開発も兼ね合わせたですね、もっと費用のかからない、しかし、効果の高い、そういう技術があるかもしれないということで、そういうものも模索していきたいと思っています。
都は、食の安全を最優先にですね、都民や市場の関係者の皆さんに安心してもらえるよう、今後万全な対策を講じていくつもりでございます。
私から申し上げることは以上です。質問があったら、どうぞ。
(中略)
【記者】豊洲の件で。先ほどベンゼンが高濃度に出たということですけども、同じ土壌からはほかの化学物質もかなり高い濃度で、昨年の調査よりも、ほかのシアンとか出てるようですけども、その点はどうなんでしょうか、実際のところ。
【知事】だから、それも含めてね、とにかくどういう技術的な対策をするかということをね、これからやっぱり考えなくちゃいけないと思うし、今まで考えていた、何というのかな、覆土、客土(良質の土を運び込むこと)、そんなことで事は済まないかもしれないけども、そういった問題を含めてですね、やっぱり専門家の方々に相談して、かつその限られたメンバーを超えて、土木工学的にもっと新しい方法があるんじゃないかということもね、学会を通じて私はリサーチし、相談してですね、そういう可能性があり得るんじゃないかと思ってます。その努力をします。
【記者】さっき、行政は知っていながら糊塗してはいけないというふうにいみじくもおっしゃいましたけれども、この件に関しては情報を全部出されるということですよね。
【知事】ですから、今日も発表しましたし、19日に専門家の口から詳細な報告をさせていただきます。
【記者】食の安心・安全が注目されているんですけれども、どれだけ対策を打っても、なかなかそこから毒物が出たというと、都民からは不安の声が出ることが予想されるんですけど、その辺は対策というか、理解…。
【知事】これはもうやっぱり心情論になってくるとね、説明とか、要するに解説だけで片がつかない問題はいっぱいある訳ですよ。これはね、やっぱりどこら辺の何を踏み切るかという問題でしょうけどね、風評被害が一番困りますな。だから皆さんにもね、冷静に事を報道していただきたい、冷静に。銀行の問題なんかもね、本当に冷静に正確な報道をしたのはあなたの新聞だけだったよ。
【記者】追加策を実施すると、開場の時期というんですか、移転の時期がずれ込む可能性があると思うんですけども。
【知事】これはなかなか厄介ですね。専門家の意見を聞いて、ある結論を出していくことでね、移転の問題、それからその移転した後の、オリンピックが仮に決まったとしてですね、あそこにメディアセンターをつくる云々の問題も基本的に考え直さなきゃいけない、そういう事態になるかもしれません、それは。
【記者】豊洲移転計画そのものを見直すお考えは、現時点であるんでしょうか。
【知事】私はね、前から言ってたんですけどね、そんなこと言わんでくれと言われてるんだけど、2つの環状線ができたらね、パリなんかはね、海に面していない首都ですから、大きな市場がありました。今は何かそれはほかへ移って、郊外へ移って美術館になってるけども。陸路の運送がスムーズになったら、クール宅急便なんかもある訳だし、内陸のほうにできないかということを言ったんですけども、これはやっぱり関係者がですね、移転賛成派も反対派も含めて、やっぱり海からじかに水揚げをしなくちゃいかん、これが絶対条件だということで、私も素人ですから、ああなるほど、そうですかということで引き下がりましたがね。
まあ場合によったら、時間との戦いの中でいろんなことを考え直さなきゃいけないかもしれません。ただ、私たちはやっぱりいまだ新しい技術を使って、豊洲への移転が時間内に可能だと思ってますし、期待しておりますから、そのための努力を当面いたします。
*****引用終わり*****