「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

感動をありがとう。わんぱく相撲

2008-05-18 23:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 本日5月18日、日曜日、わんぱく相撲中央区大会が開催されました。
 子ども達、ひとりひとり本当によくがんばっていました。大会を支えてた中学生ボランティア、地区委員会はじめ地域の皆様、学校・PTAはじめご父兄の皆様、帝京大学のボランティア、青年会議所の皆様、本当にお疲れ様でございました。
 写真は、大会中のひとこま。赤いTシャツは、中学生ボランティア、青いTシャツは地区委員会や大学生ボランティア、青年会議所メンバーなど地域の大人。観客席は、応援の人たちで一杯。

 私は、医療班として協力しましたが、生命に関わるような大きな事故・けがなく、無事終了いたしました。
 体がぶつかる競技ですから、傷けがも当然生じます。
 受診は、傷、打撲など19件。
 左足小指骨折疑いの子⇒接木固定、翌日整形外科受診予定。
 投げられた時に頭から落ちた子⇒頚部の筋肉痛のみ残る、念のため大会終了後レ ントゲン検査受診
の合計2件が特に注意を要しました。

 大会では、観客席も一丸となって、子ども達の取組みを応援していました。
 体格の差が歴然としている相手に対しても、真正面からぶつかっていく子どもの勇気に感動を覚えました。何度も何度も土俵外に押し出されそうになっても、上手くかわし、かつねじ倒そうとする。体格が大きい子にとっても、俊敏に動く相手に対応するのはなかなか難しい。最後は勢いあまり小さい子の方が、土俵外に出てしまい負けてしまいました。負けて悔しくてその子は、大泣きでしたが、その取組み後、両者に会場は、その日一番の大きな拍手が送られたように感じます。
 
 真正面からぶつかっていった子ども達の勇気に、われわれ大人は学ぶべきことがあるのではないでしょうか。
 たとえ、小さな区という存在であったとしても、強権的に行政を押し進める都に対し、言うべきことは言っていく、行動すべきは行動していくのが区の役目・責任です。
 築地の食の文化、食の安全そして「築地ブランド」を犠牲にしてまでも、土壌汚染の深刻な豊洲へ築地市場を移転させられようしている現状の中で。

 明日、都庁へ行き、言うべきことを言ってこようと思っています。
コメント (2)
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