私も、大学時代に苦い経験があるため、書かせていただきます。
当時は、「24時間戦えますか」のうたい文句の下、「リゲ〇ン」なるドリンク剤がありました。
結構飲んで、飲んだときはできるのですが、その後、リバウンドが来て、疲労困憊状態になり、回復に時間がかかりました。
それ以来、ドリンク剤には、手を出さずに来ています。
眠たい時は、寝るに限ると思っています。
受験生の皆様も、ラストスパートに入られているところ。
ついつい、頑張る気持ちから、カフェイン含有飲料に手を出すと思います。
でも、どうか、飲みすぎないで下さい。
以下、死亡事故も起きているようですから、氷山の一角として、体の不調を来してしまう人も多くでているのではないでしょうか?
******************東京新聞***********************************
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201512/CK2015122102000210.html
【社会】
若者中心に増えるカフェイン過剰摂取 含有飲料常用の20代男性死亡
2015年12月21日 夕刊
眠気覚ましをうたうカフェイン入り清涼飲料水を長期にわたって日常的に飲んでいた九州地方の二十代男性が今年、カフェイン中毒で死亡していたことが福岡大法医学教室の分析で分かった。胃の内容物にはカフェイン錠剤の可能性がある破片も混じっていたが、同教室は飲料の大量摂取が原因とみている。状況から自殺などの目的で故意に大量服用したのではないという。
厚生労働省食品安全部は「国内でのカフェイン中毒死は聞いたことがない」としている。カフェイン飲料が強く疑われる中毒死の報告は国内初とみられる。
男性はカフェイン入り清涼飲料水を、眠気を覚ますため頻繁に飲んでいたという。同様の製品を販売するメーカーは「何本も続けて飲んだり、副作用が強くなるアルコールと一緒に飲んだりするのは避けてほしい」としている。
国内外で若者を中心に、カフェイン過剰摂取が問題となっている。含有量の多い飲料が販売されている米国では十数件の死亡例が報告されており、「国内でも死亡例があるはず」とみる専門家もいた。国内で摂取許容量などの基準はない。
福岡大法医学教室などによると、男性は二十四時間営業のガソリンスタンドで深夜から早朝の勤務。帰宅後は夕方まで起きていて、その後に寝て出勤する毎日だった。エナジードリンクと呼ばれるカフェイン入り飲料を多用し、死亡する約一年前から体調不良を訴え、吐いて寝込むことを数回繰り返した。カフェイン中毒症状とみられ、死亡当日も帰宅後に吐いて寝込んでいた。数時間後に家族が気付き、救急搬送したが手遅れだった。飲んだ量がどれくらいかは不明。
警察の依頼で福岡大の久保真一教授(法医学)が男性の解剖を担当し、カフェイン中毒死と判断し警察に報告した。久保教授によると、男性は持病もなく目立つ異常はなかったが、血中に少量のアルコールが残っていたほか、胃の内容物や血液、尿に高濃度のカフェインが残っていた。事件性がなく遺体は司法解剖の対象ではなかったため、胃に含まれていた錠剤の破片を詳細に調べることはできず、錠剤がどの程度死亡に関与したかは不明という。
◆酒類と併用注意
<松本俊彦国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部長の話> カフェイン中毒の死亡例は国内では知られていないが、これまでにもあったはずだと思う。カフェインは心臓に作用して心拍数を上げる。利尿作用もあり、脱水気味なのに心臓にむちを入れることになる。疲れている人が大量摂取すると身体への負担が大きい。耐性ができやすく摂取量を増やしていかないと効かなくなるし、作用が切れたときの頭痛などの離脱症状も強くなる。身近なカフェインだが、多量摂取やアルコールとの併用は危険だ。
<カフェイン摂取量> 1日の摂取許容量は設定されていないが、内閣府の食品安全委員会によると、海外機関が目安として勧告しているのは、健康な成人で1日当たり400ミリグラム(マグカップのコーヒー3杯分)、4~6歳の子どもでは同45ミリグラム(350ミリリットルのコーラ飲料1缶)。風邪薬や眠気防止などの医薬品では、1回200ミリグラムで1日500ミリグラムが上限。国内販売のエナジードリンクは多くても200ミリグラム程度だが、海外では300ミリグラム近いものもある。急性作用としてめまいや心拍数の増加、震え、不眠症、下痢、吐き気などが知られている。
当時は、「24時間戦えますか」のうたい文句の下、「リゲ〇ン」なるドリンク剤がありました。
結構飲んで、飲んだときはできるのですが、その後、リバウンドが来て、疲労困憊状態になり、回復に時間がかかりました。
それ以来、ドリンク剤には、手を出さずに来ています。
眠たい時は、寝るに限ると思っています。
受験生の皆様も、ラストスパートに入られているところ。
ついつい、頑張る気持ちから、カフェイン含有飲料に手を出すと思います。
でも、どうか、飲みすぎないで下さい。
以下、死亡事故も起きているようですから、氷山の一角として、体の不調を来してしまう人も多くでているのではないでしょうか?
******************東京新聞***********************************
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201512/CK2015122102000210.html
【社会】
若者中心に増えるカフェイン過剰摂取 含有飲料常用の20代男性死亡
2015年12月21日 夕刊
眠気覚ましをうたうカフェイン入り清涼飲料水を長期にわたって日常的に飲んでいた九州地方の二十代男性が今年、カフェイン中毒で死亡していたことが福岡大法医学教室の分析で分かった。胃の内容物にはカフェイン錠剤の可能性がある破片も混じっていたが、同教室は飲料の大量摂取が原因とみている。状況から自殺などの目的で故意に大量服用したのではないという。
厚生労働省食品安全部は「国内でのカフェイン中毒死は聞いたことがない」としている。カフェイン飲料が強く疑われる中毒死の報告は国内初とみられる。
男性はカフェイン入り清涼飲料水を、眠気を覚ますため頻繁に飲んでいたという。同様の製品を販売するメーカーは「何本も続けて飲んだり、副作用が強くなるアルコールと一緒に飲んだりするのは避けてほしい」としている。
国内外で若者を中心に、カフェイン過剰摂取が問題となっている。含有量の多い飲料が販売されている米国では十数件の死亡例が報告されており、「国内でも死亡例があるはず」とみる専門家もいた。国内で摂取許容量などの基準はない。
福岡大法医学教室などによると、男性は二十四時間営業のガソリンスタンドで深夜から早朝の勤務。帰宅後は夕方まで起きていて、その後に寝て出勤する毎日だった。エナジードリンクと呼ばれるカフェイン入り飲料を多用し、死亡する約一年前から体調不良を訴え、吐いて寝込むことを数回繰り返した。カフェイン中毒症状とみられ、死亡当日も帰宅後に吐いて寝込んでいた。数時間後に家族が気付き、救急搬送したが手遅れだった。飲んだ量がどれくらいかは不明。
警察の依頼で福岡大の久保真一教授(法医学)が男性の解剖を担当し、カフェイン中毒死と判断し警察に報告した。久保教授によると、男性は持病もなく目立つ異常はなかったが、血中に少量のアルコールが残っていたほか、胃の内容物や血液、尿に高濃度のカフェインが残っていた。事件性がなく遺体は司法解剖の対象ではなかったため、胃に含まれていた錠剤の破片を詳細に調べることはできず、錠剤がどの程度死亡に関与したかは不明という。
◆酒類と併用注意
<松本俊彦国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部長の話> カフェイン中毒の死亡例は国内では知られていないが、これまでにもあったはずだと思う。カフェインは心臓に作用して心拍数を上げる。利尿作用もあり、脱水気味なのに心臓にむちを入れることになる。疲れている人が大量摂取すると身体への負担が大きい。耐性ができやすく摂取量を増やしていかないと効かなくなるし、作用が切れたときの頭痛などの離脱症状も強くなる。身近なカフェインだが、多量摂取やアルコールとの併用は危険だ。
<カフェイン摂取量> 1日の摂取許容量は設定されていないが、内閣府の食品安全委員会によると、海外機関が目安として勧告しているのは、健康な成人で1日当たり400ミリグラム(マグカップのコーヒー3杯分)、4~6歳の子どもでは同45ミリグラム(350ミリリットルのコーラ飲料1缶)。風邪薬や眠気防止などの医薬品では、1回200ミリグラムで1日500ミリグラムが上限。国内販売のエナジードリンクは多くても200ミリグラム程度だが、海外では300ミリグラム近いものもある。急性作用としてめまいや心拍数の増加、震え、不眠症、下痢、吐き気などが知られている。