開かれた議会へ向けた質疑。
*****議事録抜粋*******
https://www.kugikai.city.chuo.lg.jp/kaigiroku.cgi/r06/yosan20240307.html
○小坂委員
よろしくお願い申し上げます。
議会も、そして区政も開かれていくということが最も目指すべきことの一つだと考えます。あり方検討会においては、ネット中継などもしていくということで、徐々に進んでいるところであります。それまでちょっとだけ時間がかかるという中では、議事録が早く出てくるということが、議会が何をやっているのかということが区政に早く伝わるという有効なものかと考えるところであります。
議事録のホームページへのアップ、スピード化の進捗について教えてください。これが1点目。
そして、2つ目は、議事録をホームページにアップしていく場合に、今、ICTを使うことによって、私がしゃべったことが同時で文字入力されるわけです。そのようなICT技術も活用できているのかどうか、それを2点目。
そして3点目は、議事録が未定稿なものでも早々に出すとか、ホームページに上げるとか、そこまでしなくても、我々議員に渡していただくとかというふうにしながら、未定稿な原稿も早く私たちに返していただいて、それをうまく区民に返していくというようなことで、極力、同時進行的に区政のありようを区民に知らせていくがために、議事録をアップしていくということの考え方を議会事務局から教えていただければと思います。
○議会局長
議事録のホームページのアップのスピードアップということ、あるいは進捗でございます。
本件につきましては、決算特別委員会のときにも少しでも議事録を早く公開できるようにということで、AIによる議事録作成の支援システムなども出てまいりましたので、その試みを始めているということは御答弁申し上げました。その後も議会局のほうでは、先ほど委員のほうからICTの活用というふうにございましたが、議事録作成支援システムを活用して議事録の校正の作業を行っているわけでございます。
ここまでの状況でいいますと、一定程度、議事録作成について、この活用の成果が出ているという印象はございます。ただ、議事録の完成をするに当たって状況を見ますと、例えばですが、マイクの音を拾ったときに、音量が小さいときなどは全くそれが生成されていないというような状況ですとか、それから、文章としては成立しておりますが、中身としては全く別の内容が文章として文字起こしされているケースとか、例としては本当に多くありますが、数値の違いや固有名詞の違いというようなところが多く見られますので、どうしてもまだ職員の目によるチェックというプロセスは避けて通れません。そういう意味では、現状までの進捗で申し上げますと、一気にホームページへのアップをスピードアップするというところにはまだまいらないというのが現状です。
それから、未定稿を早々に出してはというようなことがございました。現在の運用では、例えば委員会の質疑などについて委員の方からの御要望があれば、当該の委員の質疑あるいはそれに対する理事者の答弁などというようなところを反訳の段階でお渡しをする、提出するということは実務として行っておりますが、全ての委員会あるいは本会議の議事録について、未定稿の段階で提供するというような運用はしてございませんので、それを進めていくということであれば、改めてルールとして整理しなくてはいけないと思います。皆様方の共通理解、共通認識が必要だというふうに思いますので、あり方検討協議会あるいは各会派の代表の皆様で協議し、共通の理解、共通認識に立っていただきたいというふうに思います。
以上でございます。
○小坂委員
それぞれにありがとうございます。進捗まで教えていただき、感謝するところであります。
その進捗によりまして、大体、今はこういう委員会の場合はどれぐらいの期間でアップできるようになっているのかということや、予算特別委員会や決算特別委員会の、この委員会が大体どれぐらいまで早くアップできるようになっているのか、大体の状況を教えていただきたい。
そして、そうしたら、今は録音したものを一々耳で聞いて反訳するというのはほぼなくしながら、まずはAIによって文字をつくっていただいて、それを見ながら直しているというふうなことで、今までの耳で聞いて書き上げてということはもうなくなったというふうな進め方でよいのかどうか、そのあたりがちょっと伝わらなかったもので、教えてください。
そして、未定稿なものは、まずは議員が入手できるというプロセスがあるということは分かりました。うまくそれらをいただきながら、議会のやり取りを我々がきちんと理解して、それで発信していくという形は取れるということは印象として持てましたので、3つ目の質問はそれはそれで理解し、また有効活用していければと考えるところであります。
最初のところの再質問に関して、お願いします。
○議会局長
実際に、今、AI活用、ICTを活用というところは申し上げました。委員会の議事録、特別委員会も含めて、進捗としてどれぐらいかでございますが、現状では、それを活用する以前と特に大きく変化はないです。ただいま申し上げたような作業工程は引き続き行っておりますので、やはり3か月から4か月程度かかっているというのが現状です。
それから、作業のプロセスで、耳で聞いて、それを起こすというような作業工程ではなく、一旦ICTによる議事録作成支援システムでの成果物から手を入れていくということかというお話でございますが、正確に言いますと、耳で聞く作業自体は残っております。残っているというのは、実際に反訳されたもの、文字起こしされたものと音声データを職員が照らし合わせているわけです。ですので、文字起こし自体は、実際には今は委託業者がございますが、そこから起こしたものから作業を始めるというところはやっておりますが、そこに音声と照らし合わせるという作業を行っているという状況です。
以上でございます。
○小坂委員
ちょっと見えなくなったんですが、議会側もAIを入れていると。職員はAIを使って、文字起こししたものを使っているという考えでいいんでしょうか。
○議会局長
おっしゃるとおりですが、今、そういう意味では研究の段階で、それ自体をダイレクトに議事録として使うための材料として、それオンリーでやっているわけではなくて、あくまでも業者の委託の反訳データをベースにしながらというところで、検証しながら作業しているということです。
○小坂委員
耳だけ聞いてということであれば、すごく難しいけれども、耳で聞く場合でも、AIを使った文字が書かれている状況で耳で聞いたほうが正確に聞けるので、そのような聞き方をして有効活用していただいて、出していくスピードをアップしていただければと思うところです。
私も、ここまでICTがうまく発展するというのは、もう驚きです。私がここでしゃべっているものが、すぐに文字にできる、そんな時代が来ているということに驚いているわけでありまして、実際、私も今回、自身のブログにもアップしていますけれども、この前の一般質問の答弁を私が私なりにICTを使ったもので、もうアップできています。それはそれで未定稿なもので、不十分なところもある段階ではありますけれども、そこまで一人の人間のちょっとした時間の中でも、そのようなことができるというふうにもなってきておりますので、ICTをうまく有効活用しながら、議会のほうの開かれたものをつくっていくということをしていただき、最終的には、やはり同時中継などもしていくというところの進み具合、やっていただければと思います。
同じような考え方は、ぜひとも理事者の皆様も、もうやられているかどうか分かりませんけれども、ICTとかを使いながら議事録の早々なるアップというところを、お互い競い合いながら、議会も、そして区政のほうも、理事者の皆様も、区民の皆様に開かれた議会になっていくことを目指せればと思います。
いろいろな御答弁ありがとうございました。
以上
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