「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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中央区は、土壌汚染が処理されることを条件に、移転を容認している根拠資料のひとつ。しかし、その条件が満たされなかった。

2016-09-15 13:33:35 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

 中央区は、土壌汚染が処理されることを条件に、移転を容認している根拠資料のひとつ。

 本年9月10日、豊洲市場建物下の盛り土を欠くという致命的な土壌汚染対策法違反は、中央区の移転容認の大前提が崩れたことを意味します。


************中央区ホームページ*******
http://www.city.chuo.lg.jp/kusei/keikaku/tukiji/tukizisizyo/kikaku_20100915102136978.html 



 平成22年8月12日
 東京都知事
  石原 慎太郎様
                                    中央区長
                                     矢田 美英
                                    中央区議会議長
                                     中嶋 ひろあき
     豊洲新市場予定地の土壌汚染対策に係る要望について

 平素、本区政の推進に多大なご理解、ご協力をいただき感謝申し上げます。

 さて、今月2日に開催されました「第14回豊洲新市場予定地の土壌汚染対策工事に関する技術会議」において、適用実験の評価・検証結果について「すべての処理技術についての有効性を確認し、豊洲新市場予定地の汚染物質の除去は可能である」とされるとともに、「盛土について、食の安全・安心を確保する観点から、再度、調査を行うこと」との提言がなされました。

 本区におきましては、平成21年2月26日付けで貴職へ要望書を提出するとともに、豊洲新市場予定地の土壌汚染対策を注視してまいりましたが、この間、情報提供のあり方や盛土搬入時の調査において内規が遵守されなかったことなどを巡り、都民や市場関係者などの食の安全に対する不安や懸念を払拭できなかったことは誠に遺憾であります。

 本区といたしましては、東京都が市場開設者の責務として、情報公開や説明責任の重要性の観点から、適用実験の結果や盛土の汚染状況に関してわかりやすい説明会を開催するなど、広く都民や市場関係者の理解を深めるために必要な対策を早急に実施するよう強く求めるものであります。

 今後、技術会議で提言された土壌汚染対策などについて関係者への十分な情報公開を行うとともに、本移転問題につきまして、市場関係者や地域住民並びに本区の意見を十分に聴き、反映されるよう改めて要望いたします。あわせて、このたびの技術会議の提言内容について、中央区及び中央区議会へ説明を行うよう要請いたします。

**************************

 豊洲土壌汚染対策工事がきとんとなされることが大前提で、平成22年10月の都知事の築地市場の豊洲移転推進の表明を受け入れていくことになる。

(中央区政年鑑 平成28年版 51頁 参照)

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