「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

性差別・性暴力とアドボカシー 0か月0日の赤ちゃんの死をいかに防ぐか

2024-12-12 21:34:50 | 子育て・子育ち

 0か月0日の赤ちゃんの死をいかに防ぐかが、小児科医として考え続けています。  

 虐待死としてカウントされている数は、
 新生児等の虐待死(「心中」を除く)
 2004~2023年の子どもの死亡事案1045件中
 0歳児 504件(48.2%)
 0日児 185件 0か月児43件 (22.8%)
 となっています。
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/0ce6ac80-4576-40d3-a394-7efa5c0037fb/cf2f442f/20240925_councils_shingikai_gyakutai_boushi_hogojirei_20-houkoku_21.pdf

 きっと、包括的性教育を学校内に入っていきやることだと思います。歯止め規定はあるとしても、その範囲内で、厚労省教材なども用い、行えるはずです。また、権利というものを、それは、性だけではなく、自己実現の権利、意見表明権など含め、子どもの権利条約の権利を伝えていくなかで、体のことも伝えていく。

 小学校へ上がる前の早い段階から、乳幼児期から、プライベートゾーンをきちんと教え、プライベートゾーンだけでなく、体はどこでも他人から触られるものではないことを伝えていくことも大切です。

 万が一、望まぬ妊娠がなされて、「特定妊婦」とされればまだしも、きっと、繋がることなく、一人で抱えて出産を迎えている子もいるのだろうと。それでも、SOSを出せて、だれか大人が、気づいて一緒に考えられるようにして、防いでいければと考えます。





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