「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

病後児保育 医師連絡票 江東区

2009-07-15 18:03:20 | 各論:病児保育
 中央区のさまざまなサービスを、ひとつひとつ区民の皆様にとってより利用しやすいものにしていく必要があると思っています。  

 先日6月の第二回定例会 本会議一般質問で取り上げた「病児・病後児保育」の件もその一環から来ています。  

 今週ある患者さんが、中央区の病後児保育を利用とした際、一度医院で診察を受けているにもかかわらず、もう一度、同日、病後児保育の委託医療機関を受診して、入室するということがあったとお伺いしました。 
 確定診断を受けて、治療薬もあるのに、再度、受診しているのです。  

①子どもが二度もクリニックを受診しなければならない負担 
②医療費の無駄使い 
③親御さんなどの時間的なロス ・・・・などの隠れた問題があります。  

 なお、保育をうける子どもの安全性の点では、 病後児保育室の施設の看護師から適切な指示が、周囲の医療機関に入れば、即対応は可能なはずです。 
 そのネットワークをきちんと再度確認をすればすむわけです。  

 そんな中、江東区では、一歩進んだ制度を導入していました。  
 
 「病後児保育 医師連絡票」 
 これをどの医院でも記入すると、どの医院を受診していても、その後、利用が可能になるのです。  

 改善・改革をして、安全で、子どもにとって負担が少なく、そして利用しやすい病児・病後児保育を作っていければよいと思います。
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1 コメント

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Unknown (ぽてっちー)
2011-02-08 22:43:37
初めてコメントさせていただきます。
中央区内に住む、2歳になったばかりの子どもを持つ母親です。

先週、病児保育室を2日続けて利用しました。フルタイムで仕事をする身には、病児保育室の存在には本当にありがたく、助けられているのですが、記事で指摘されているようなことを、利用するたびに思っていました。

さらに言えば、病児保育に預けるための大きな荷物と自分の通勤バッグを一方の肩にかけ、その手には入室前の診察で書いていただいた書類を持ち、反対の手で子どもを抱っこする・・・
そんな状態で、病院から保育室までヨロヨロと歩いて行かなければならず、出社したときにはもう、ヘトヘトの状態です。

入室前診察の大切さは理解できますが、それでもなんとかならないものか、といつも思っていました。
江東区では利用者の立場に立った工夫ができているのですね。中央区でもぜひ、導入していただきたいと思います。

大変参考になる情報をご紹介いただき、ありがとうございました。小坂先生の今後の取り組み、注目していきます!
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