「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

家庭教育学級:発達障害を考える 

2008-02-28 05:15:47 | 教育
「発達障害を考える」と題して、
リソースセンターone 上原芳枝氏の講演会が、
区民部文化・生涯学習課主催で2/27開催された。

AD/HD、LD、広汎性発達障害の子ども達への
支援は、どうあるべきか。

クリニックスタッフが聴講し、
私も、クリニック午後診療の合間をぬって一部聴講した。
(私は診療の関係上、途中退席だったので、教室の外で聴講)

現場を見る方の、お話であり、
非常に、実践的なお話をお伺いでき、
たいへん有用であった。

内容が膨大で、こちらでは、書ききれないが、
そのご講演のまとめを書きおく。

*子どもの状態を考慮せずに、無理に子どもを伸ばそう、直そうとすると子どもは不適応・二次障害を起こします。

*脳機能の視点からの不適切な言動の要因の分析なくしては、効果は期待できません。

*現場における特別支援教育では、「伝統的な子ども観・教育観」の転換が鍵となります。

*特別支援教育を効果的に展開させるにあたり、問われているのは、現場の力量頼みではない、実効性のあるシステムの構築という教育行政の手腕です。

上原氏は、教育行政のあり方への深い考察をお持ちです。
是非、その分析を生かしながら、ここ中央区の特別支援教育の充実を図って行きたいと考えます。

今回、30名程度の聴講者がありましたが、多くの方に、発達障害を知っていただくことも、発達障害の子ども達への支援の始まりであり、とても大切なことだと思います。

区民部文化・生涯学習課の皆様、いつも有益な学習会・勉強会の開催をありがとうございます。
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