「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

公務員制度改革 英国型?or米仏独型?

2008-04-02 18:38:10 | 国政レベルでなすべきこと
日経新聞経済教室『公務員制度』におもしろい分析があったので、掲載する。
2008年4月2日
一橋大学准教授 田中秀明氏の論考。

途中、上級公務員制度(SES)とやらが出てきて、すべて論旨についていけたわけではないが、うなずける部分があったので、抜粋したい。

***抜粋***
 公務員の多くがエネルギーを費やす国会などへの根回しや調整は、基本的には政治家の仕事である。(国家公務員制度改革基本法案に向けた有識者懇談会の)提言では、公務員はトップに至るまで政治的中立を基本とする英国型をモデルとするのか、幹部公務員は時々の政権とともに異動し政治化する米や仏独のようなかたちにするのか、かならずしもはっきりしない。
 これは政府をどう運営するのかという哲学にかかわる。公務員はその専門性に基づき正確な分析と選択肢の提示を担い、閣僚が責任を持って判断する英国型を志向すべきだろう。昨今の霞ヶ関で政策立案や組織運営の劣化が著しいのは、公務員が政治化し、推計や分析・政策評価が軽んじられているからである。
 少子高齢化とグローバル化が進む中で、構造改革を進め、持続的な経済成長を維持するには、冷静な分析と検討が必要だ。
****抜粋終わり****
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街の声 4月2日 MHZ

2008-04-02 16:56:49 | 政策・マニフェスト
 朝7:15a.m.、資源回収最中の町会の方とお話ししました。
 月島西仲通り商店街四番街勝どき側出口の再開発は、商店街の街なみに沿うようにしなくてはならないということを訴えていらっしゃいました。しかし、具体的な話をまだ聞けていないということでした。

 7:45a.m.月島駅7番出口付近、出勤途中の地域の方には、ご要望いただきました。
 夜、政治家とくに国会議員の車が、月島の料亭前で乗車待ちで待機しているが、アイドリングで待っている。止めるようにしてほしいと。国会議員こそ、自覚しなくてはならないのに、困ったものだと思います。
 別の方には、交差点の道路舗装が、工事途中の仮舗装の状態でずっと放置され、ようやく最近舗装が完了された話をお伺いいたしました。何度も区と掛け合って、ようやく完了に至ったということでした。

 12:00p.m.診察では、ある親御さんから。
 銀座中学校の特別支援学級に入るのに、定員の関係が有り、たいへんご苦労されたお話をお伺いしました。義務教育の範囲なのであるから、定員の制限なく入れるようにするのが行政の役目ではないかと考えます。このあたり、少し調査しようと考えています。
 ある親御さんからは、幼稚園の預かり保育を利用しようとした時に、そこの職員から、「預かり保育利用の対象者は、入院中の家族の看護・介護をしなくてはならない人のような方のためであって、仕事をお持ちの方のためではない」と言われたということをお伺いいたしました。委員会では、幼稚園の預かり保育は、保育園待機児解消の一つの手段として行政側はとらえていたと私は理解しています。行政側のとらえ方と、現場のとらえ方の差がどうして生じているのか、確認をあらためて取ろうと思います。

 昼1:00p.m.には、築地や街の活性化を強く思う方とお話しする貴重な機会を得ることができました。
 住民の意向を反映させることの大切さ、そして大きなビジョンの必要性を強く感じました。そのビジョン達成には、まさに匍匐前進してでも、前に進む気概の大切さが十分すぎるぐらい伝わってきました。

 2:00p.m.築地市場では、築地を守る思いを持った方々が様々な取りうる行動を考えていらっしゃっいました。各区議会議員の行動、区議会の行動にも、大変期待をしているようでした。

 3:00p.m.昼下がり、月島西仲通り商店街では、再開発の波の中の方のお話をおうかがいしました。
 また、地域の商店街活性化のお話や、空き店舗のお話、待機児解決の一つの手法などご提案頂きました。

 街をよくしようと思って、各個人、いろいろ考えていらっしゃいます。その声を、ひとつひとつお伺いして行こうと考えています。

 街を活性化させよう、その思いを持った方々がつながり、一つのイベントが作られるともお聞きしています。
 4月5日(土)12時~17時、月島西仲通り商店街、佃側のアイマークタワー付近。中央区が生んだ天才レーサー武藤英紀氏(豊海小学校・晴海中学校出身)の4/19レース開幕前のイベント。期待しています!!

 4月2日、きょうの言葉は、もちろん“匍匐前進”
 こんな言葉にであうとは、、、、MHZ。しかし、あの場面では、これ程合う言葉もなかった。自分の取りうる道にもただその言葉のみ。
 =MASAKANO HOFUKU ZENSHIN(まさかの匍匐前進)
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いよいよ、新年度!!新たな診療体制で

2008-04-01 07:08:01 | 小児医療
さて、いよいよ新年度。

 3/31は、退職や人事異動になられる中央区職員さんに、お世話になったご挨拶にお伺いいたしました。
 幸いにして非常勤で現場に残られる方、残念ながら中央区から去られる方、東京都の職員に戻られる方等様々でした。
 お世話になった方、すべてにご挨拶できませんでしたが、この場をかりて御礼申し上げます。いろいろご指導ありがとございました。いろいろお世話様になりありがとうございました。

 新年度が始まり、3月に審議していた中央区の2008年度予算も始まります。いままでは、『「何に」(WHAT)、「いくらかけて」(HOW much)、「どう」(HOW)解決するか』という視点での論議でしたが、「何に」(WHAT)、「いくらかけて」(HOW much)は決定された以上、これからは、「どう」(HOW)という視点(いかにお金が使われていき、計画が達成されるのか)が最重要になってきます。予算執行が適切になされるか、現場を視察見学し、現場の声を聞き、その都度行政に反映するとともに、特に改善が必要とされる場合は常任委員会や特別委員会、10月の決算特別委員会で提案・要望して行きたいと思います。
 
 
 クリニックにおきましても、先日も書きましたが、さらなる小児医療の充実に向けて取り組みたいと思います。
 以下、新年度からの取組みです。
 
【計画1】診療時間幅拡大(新規の取組み)
朝8時15分から開始、夜6時30分まで。
保育園・学校前の診療や、保育園・学校終了後の診療のご要望があるのがわかりましたので、対応して行きたいと考えます。

【計画2】専門スタッフの増員(新規の取組み)
その1:発達外来、アレルギー外来
発達相談、アレルギー、アトピー性皮膚炎などをご専門とされる元総合川崎臨港病院小児科部長の高階慎子先生に、定期的に診察に来ていただきます。
火曜日午前診療9:30-12:30
木曜日午後診療1:30-5:30
特に、軽度発達障害の子ども達をはじめ特別支援教育の充実は、予算特別委員会教育費での一つの焦点でしたので、高階先生とも十分意見交換し、取り組んでまいりたいと考えます。

その2:小児がん、小児外科、小児神経
今後は、小児がん医療をご専門とされる辻尚子先生、小児がん、小児外科をご専門とされる荒木夕宇子先生、小児神経をご専門とされる先生らも入っていただく予定です。

【計画3】休日診療(取組みの充実)
日曜・祝日も急病対応していきます。予防接種・健診も行います。

【計画4】病児保育(取組みの充実)
病気のお子さんを病児保育室で1日お預かりします。
毎週月曜~金曜
時間9:00~17:30(受け入れ8:30より)
料金 2000円/日(区内)
   5000円/日(区外)

【計画5】一時保育(取組みの充実)
元気なお子さんを子育て広場あすなろの木で一時的にお預かりします。
毎週月曜~金曜
時間9:00~17:30
料金 1200円/時間

【計画6】みんなの子育て広場“あすなろの木”との連携(取組みの充実)
クリニック隣りの子育て広場“あすなろの木”では、遊びの時間や楽しい企画、小学生の放課後の時間など毎日行っています。あすなろの木と連携し、そこでの企画をお伝えしていきます。

 小児科医として私自身の関わる現場の実践は、行政の子育て支援策への提言の“根拠”となっています。今後、小児医療の充実、そして子育て支援の充実に努めてまいりたいと考えています。
 また、まだまだ、取り組まねばならない事柄がたくさんあるのも存じ上げております。実現にむけ考えて参ります。
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