北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

またこだわりのお蕎麦屋さん ~ 農家のそばや「羊蹄山」

2008-08-10 23:52:23 | Weblog
 今日は親を連れてのお墓参り。

 岩見沢と虻田の二カ所を巡るのですが、高速道路があるおかげで岩見沢へは時間が節約できて助かります。高速道路の料金所を見ていると、まだまだETCをつけていない車が多いことが分かります。通勤割引などでお得になるのにもったいないことです。

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 虻田でのお墓参りを終えた後には、羊蹄山からのわき水を汲みに真狩へと向かいます。羊蹄山のわき水は京極町が有名ですが、真狩の方が駐車場からの距離が近いので楽なのです。

 さて羊蹄のわき水を汲んだ後はこのあたりのお蕎麦屋さんに向かいます。うちの両親が春に弟に連れられて水汲みに来たときに、美味しいお蕎麦屋さんがこのあたりにあったというのです。今日は不参加の弟に連絡を取って場所を教えてもらいました。

 教えてもらったのは、倶知安の少し手前にある「農家の蕎麦屋 羊蹄山」というところ。羊蹄山を後ろに眺めるすばらしい立地です。店内は広くて、店の後ろにはわき水による池があって羊蹄山の眺めも綺麗です。建物も昔の古材を再利用していて、こだわりが伺えます。

  

  

  

 くわしくはこちら → 

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 お蕎麦には二八と十割があるのですが、今日は十割をいただきました。粉は100%この地域での地粉で、一本引きの粉らしい独特の食感がきいています。

  

 ご主人は時間があると店の中で建物の説明や食とは何かについて説明をしてくれます。曰く、「日本の食糧自給率はこんなに低いのに、もっている畑には使わずに余っているところがとても多いんです。日本の蕎麦だってほとんどが転作奨励金を受け取るための蕎麦作りになってしまっているのが残念です」

「こちらの粉は全部地元産なんですか?」
「建物のすぐ横に蕎麦畑がありますよ。うちの蕎麦は全部これですし、良い粉の調達先としてNHKのテキストでも紹介していただいています」

 粉を挽いているところを見せていただけますか、というお願いにも快く応じてくださいました。粉を挽いている建物は、岩内町にあったニシン番屋を移築したものだそうで、「家だって、こうやって使い回せば200年は使えるんですよ。食の問題も生き方も考えなくちゃ行けない時代ですよね」とも。

  

 お店の売店には、私も応援していたガーデンアイランド北海道のパンフレットが置かれていて、地域を盛り上げようという意識の高さが分かるというものです。

 帰り際に蕎麦畑の写真を撮りました。ある写真家の方が北海道で一番美しい蕎麦畑だと絶賛したそう。なるほど、食は北海道だ! 

  
コメント
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