北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

掛川での総会

2008-08-20 23:52:27 | Weblog
 「20日の夜に掛川でスローライフNPOの総会があるので来てくれませんか」という連絡が入ったのは2週間くらい前のこと。

 (週末ならまだしも平日とは・・・)と思いながらも、大きな予定も入っていないことから思い切って休暇をとって一泊で出かけることにしました。たまにはこういうことがあっても良いでしょう。

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 総会の会場は市役所の大会議室。やっぱり懐かしいね。

 総会への出席者は約30名でしたが、委嘱状を合わせると100名以上の参加で総会は成立。そんなにたくさんの会員になりましたか。

 NPOも今回は第五期に向けての総会ということで、もう4年以上も活動をしてきたわけ。スローライフ運動を最初に始めたときはシンボリックなスローライフ月間というイベントを実行委員会でやっただけでした。しかしこれで終わったのではもったいない、という参加者の思いが翌年の市民実行委員会による月間イベントの継続につながり、さらには年間活動を行うことと、行政や社会ニーズの受け皿団体としてのNPO化に繋がったのでした。

 もともと私自身、市長の肝いりとはいえ、市役所行政がこういうムーブメントを主導し続けることには無理があると思っていたので、NPO化というのは一つの結果が出たと思ったのですが、私自身も深く関わって今でも一人の会員としてこの運動には関わっているのです。

 シンボリックなイベントを行うという活動から、最近はライフスタイルデザインカレッジを企画して、活動に参加することで新しい自分や生き方に出会うということを一つの目標にしています。活動をどんどん変化させているスタイルには組織の生き生きした若さを感じます。

 常に改善を求めて新しいスタイルに飛び込めるかどうかが、組織を若く維持できるかどうかの試金石なのです。

 しかしそれでも自分たちの町だけでそういう活動を続けることの大変さも感じているのか、「何か元気が出るようなお話をしてくれませんか」という要望もあって、30分くらい「変化と外との交流を受け入れて、一番前を走ることに自信を持ちましょう」とそんなお話をしました。

 掛川のスローライフ運動は、ふわふわした「『ゆっくり』の無条件礼賛」ではなく、効率化と便利を用いながら自分たちの役に立つスローを実践するという点で、生涯学習というベースに根ざした確固たる地域活動であるという点で、外の町のスローライフ運動よりもより哲学的なのです。そういう自信を持って良いのだと私は思っています。

 しかし変化を志向したり外との交流を継続するというのは大変に疲れることなので、気が緩むとつい内向きになりがちです。気を強く持ってこの活動を継続してほしいものです。

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 総会が終わった後はまちなかへ繰り出して15人くらいで打ち上げ。まちの中にはいろんな話が転がっています。

 市役所にも合併後に一緒になった若い職員の顔も見えて頼もしく思います。こういう若手が力を発揮するようになれば都市間競争にも負けやせんぜ。

 そんなわけでの突然の掛川訪問。明日は朝一番に離掛です。もうちょっとゆっくりしていたかったけどね。 
 
コメント
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