北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

様々な風景

2010-07-29 23:23:08 | Weblog
 昔からある程度知り合いの釧路関係者で懇親会。

「釧路と言えばイメージは?」という問いにA君が「子供の頃は霧の朝には霧笛が鳴ったんです。ボーッ、ボーッという音で、ああ今朝も霧かと思いました」
「はー、なるほど。でも霧笛はなくなったんですよね」

「そうなんです、今や電子機器が発達して音を聞かなくても位置が分かるようになったんです。でも音は出さなくなっても霧笛は霧笛保存会に渡って、どこかに保存されていると聞きました」

 すると別の仲間が「ああ、私も千円寄付しましたよ。霧笛のCDも出ていますよ」と割り込んできました。「霧笛を鳴らすのがダメならCDを流せばいいのにね(笑)」

 私自信も最近は朝方ゴメ(かもめ)のミャウミャウという鳴き声が良いと思うようになりました。都市のサウンドスケープ(音の風景)って確かにありますね。

    ※    ※    ※    ※

 また先のA君は「車で帯広の方から釧路に入ってくると、製紙工場があってその煙突から出る匂いが懐かしいんです。それに副港市場近くに来るとフィッシュミールの生臭さも車に入ってきます。どちらも臭いんですけど、(故郷に帰ってきたなあ)と思うんですよ」とも。

 私も旭川に行くと製紙工場の匂いが妙に懐かしく感じられます。

 霧の風景はもちろんですが、音の風景や匂いの風景など、そのまちを印象づける要素が数多くあるというのは豊かな都市である証かも知れません。
コメント
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