北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

何より最初のご挨拶

2010-07-01 23:23:00 | Weblog
 雨に迎えられた釧路勤務の初日。この時期雨が降るのは、温度差の違う暖流(黒潮)と南下する寒流が沖合でぶつかるからで、それはとりもなおさず、良い漁場を有することの証なのだとか。

 そう聞けば、霧雨もただ恨めしいばかりではなくなってしまいます。もう少し我慢して、美味しい魚が味わえる日を待つことにしましょう。

 始業の時間前に、まずは高台にある厳島神社へお詣りをしてきました。釧路は漁業のまちであり、地震と津波が起きる土地柄です。そうした禍事(まがごと)がありませんように、という願いを込めたお詣り。新しい土地へ赴任した時の私自身のなにより最初のご挨拶です。

 始業時からは朝一番で立会人の見守る中、市長から選任辞令をいただき正式に副市長に選任されました。いよいよ身の引き締まる思いです。

 その後午前中は空いた時間を使ってアパートの契約を行って実際に部屋へ行き、確認とガス使用などを行いました。

 職場からは歩いて7~8分のまちなか居住。少々部屋は狭めですがまあ寝るだけだったら良いか。部屋で蕎麦は打てそうにありません。


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 午後から議場にて職員を前に副市長就任のご挨拶。掛川での経験やこれまでの人脈を活かして、職員の皆さんと共に市政を支えるのだと気持ちが奮い立つ思いです。発言の記録は後々のために取っておくことにします。

 その後はとにかくひたすら挨拶回りの始まり。マスコミ関係各社や正副議長さん、関係団体、そして庁内各部各課巡り…とまあ、担当の秘書の方の言われるままに挨拶の繰り返しです。

 次から次へとなれない風景が展開して、これはちょうど東京で自転車巡りを始めた頃と同じように、慣れていない膨大な未知の情報を一気に詰め込む作業の繰り返し。

 さすがに脳がパンクしそうですが、この脳の苦しみを経て見慣れない風景が慣れ親しんだ風景に変わる事でしょう。そもそも案内をしてくれる秘書課の担当者の方が大変そうですし。

 しばらくは挨拶回りで日が暮れそうですが、市内の地図を手に入れてもらったので明日からは地図を片手に挨拶先の地理を頭に叩き込みます。

 土地勘はとにかく大切なのです。
コメント (1)
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