北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

行政に協力できるちょっとしたこと

2010-07-14 23:28:53 | Weblog
 今日から明日にかけては札幌出張で、道庁さんをはじめ札幌市内の関係機関への挨拶回りです。

 母校北大を訪ねて観光関係の最新情報を伺ったり、出身の農学部へ後輩の教官などを訪ねていろいろと様子を訊いてきました。

 大学の教官とは、人材教育という側面とその一方で研究機関という側面があります。そしてとにかく今は大学人にも実績評価が求められて身動きがとれないとのこと。

 研究機関としての成果は論文の数や質を問われるのかもしれませんが、基礎研究となると簡単に成果が出るようなものでもなさそうです。また人材教育の成果となるといったいどうやって計測をすればよいものやら。

 ただし学生さんはとにかく真面目な子たちが多いとのこと。「きっちり出席してレポートは出してきますからね」

 しかし、昔のようなおおらかな大学時代に戻れとは言わないものの、学生さんたちには狭い領域の研究にいそしむ一方で、友との語らいや稀有壮大な夢を語るような自由な時間を与えてあげたいものです。

 まあ卒業生としては、自分自身が教育機関としての成果なんです、と胸を張って言えることが大事なのかもしれませんが。まあ忸怩たる思いでもありますが(笑)

      ※     ※     ※     ※     ※

 親孝行のつもりで、夜に実家の親元を訪ねて仏壇に手を合わせてきました。

 四方山話をしているうちに、「最近うちの市(石狩市)では、各戸にこんな緊急連絡事項を書き留めておく救急医療情報キットが配布されたんだよ」とのこと。

 中を見せてもらうと、透明のプラスチックの筒とオレンジのキャップの入れ物に、その家に住んでいる人の名前、血液型、持病の有無、かかりつけ病院はどこか、緊急連絡先を二軒などを書き込むような用紙がありました。










「これを家の冷蔵庫に入れておいてください、と言われて、ちゃんとやっている印のシールを玄関に貼るようにもなっているんだよ。これがあれば、何か事故があって救助の人が入ってきたときの助けにもなるし、緊急連絡先も分かるというのさ。これっていいよね」

 
 今や家に必ずあるであろう冷蔵庫に入れておくという約束ごとを地域が守るという力が、救助を容易にします。「みんなが一斉に実行する」という地域の力がより効率的な行政運営を可能にするのです。

 行政の効率化とは市民、住民の協力があればこそなのだと痛感しました。

 そういえば今年は国勢調査の年。こうしたデータ提供に協力をしていただくことも立派な行政参加なのです。私も責任者の一人になるはず。

 皆さんご協力をよろしくお願いいたしますね。 
コメント (2)
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