北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

釧路の夏を彩る釧新花火大会

2011-08-16 23:45:24 | Weblog
 人口約190万人の札幌でも花火大会はついに北海道新聞社による一度しかなくなってしまったのだそうです。

 かつては北海タイムス、朝日と三回もあったことを思うと隔世の感がありますが、現実は厳しいもの。

 そんな中地方都市の方がかえってこの点は頑張っていて、帯広が道新と十勝毎日の二つの花火大会があれば、ここ釧路には釧路新聞社ががんばっています。今日はその釧路新聞主催の「第53回釧新花火大会」が催されました。

 日中は時折強い雨が降っていて今夜の開催が危ぶまれたものの、午後2時くらいには開催を決定。余程天気予報がしっかりしているのか、花火の始まろうとする19時ころは雨が上がっていました。

 風が弱くて煙がなかなか散りませんでしたが、新釧路川の河川敷は観客席の背中から吹く風のおかげで煙がこちらに来ることもなく、条件としては良好な方だったでしょう。


    ※     ※     ※     ※     ※




 今年の花火大会では、会場を北の鶴見橋から南側の鳥取橋までの間をたっぷりと有効に使って、三カ所から同時に打ち上げる「三カ所ワイド」や五カ所から同時に打ち上げる「五カ所ワイド」という見せ方が加わって、視野一杯に花火を見せるのが上手でした。


   【これが五か所ワイドだ!】


 また単調になりがちなところでは創作花火コレクションと称して、「夜空の昆虫園」と称する虫に似せた花火や、「みんなの人気者」と称してアニメキャラクターなどに似せた花火が打ち上げられました。

 確かに似ているものには歓声が上がる一方で、似ていないものには子供たちからの「えー?」という辛辣な批評が沸き起こり笑いを誘います。


   【タコの花火】


   【イカの花火】


   【クラゲの花火】


   【野菊の花火】  



 釧新花火大会の目玉の一つは会場の広さを存分に活かした幅600mのナイアガラ大瀑布。皆立ち上がるものだからよく見えないのです(笑)。



   【定番、600mのナイアガラ大瀑布】


 クライマックスは五カ所ワイドでコンピューティングショットと銘打った大スターマイン。地上での花火と五カ所で打ち上げられる上空の花火が見事にシンクロして巨大な花火の絵が広がりました。

 デジカメの28mmほどの画角では到底入りません。ところが現場で会ったカメラ好きの知人が見事にデジカメの画面に収めていたので驚いてカメラレンズは何かを訊いてみると、「10mm!それより狭いと収めきれませんよ!」とこちらはうまく撮れたのでそれなりに嬉しそう。

 釧路の後一度の花火大会は9月に入ってからの「大漁どんパク」のときなので、夏休みの思い出になるのは今日の釧新花火大会だけ。

 短い釧路の夏を彩る花火大会。今日はどんな思い出になったことでしょう?







   【視野いっぱいに大きな花火でした、今年もありがとう】
コメント
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