北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

今年の冬はタンチョウで

2011-08-22 23:45:45 | Weblog
 準備を進めているタンチョウペアを台湾へ送ろうという「サルルンカムイプロジェクト」。家具販売のニトリさんの支援をいただきながら順調に進んでいます。

 特別天然記念物であるタンチョウを国外へ送るというのは至難と思われましたが、環境省から域外繁殖事業という名のもとに実験的に繁殖を試みる事業として認められ、このたびペアのタンチョウを台湾へおくることができるようになりました。

 台湾は今年の十月十日が建国百周年記念ということで、建国百周年の記念イベントが数多く行われますが、その中でも長寿のシンボルであるタンチョウが大好きな日本から贈られるというので喜びに包まれています。

 しかしながら動物を国外へ持ち出すというのは大変なもので、送り出す日本側での検疫を行ったうえで受け入れ側の台湾でも検疫に日数をかけておかしな病気が入らないように万全を尽くします。
 
 日台お互いが協力し合って間違いがないように慎重に進めているプロジェクトです。

 タンチョウのペアは来月の11日に釧路動物園で送る会を開いて、その後検疫に入りますが、なんとこれに合わせて台湾から市政府関係者が迎え入れるためのツアーで釧路まで迎えに来るかもしれないという情報が入りました。

 しかも市政府の高官の外にマスコミが数十人同行してくるとのことで、思いのほかに大ごとになりかけています。

 これは釧路や道東にとっては大チャンスなので、さらに大ごとに仕掛けてやろうと画策中です。

 世間の目を釧路、道東に向けさせる大きなチャンスなのでこれを最大限に活用しようではありませんか。


    ※     ※     ※     ※     ※



 しかも私自身、明日から週末にかけて東京、そして台湾へと出張が入っています。

 明日と明後日は東京でクルーズ船観光への営業回りで、明後日の夜に台湾の台北入り。

 木曜日と金曜日は台北市内で、航空会社訪問をするほか台北市政府(台北市役所)を訪問して観光局長にお会いします。上記の来月訪釧されるという方にもお会いできるように台湾の札幌分処を通じて現地とのアポを依頼しているところです。

 また釧路から旅立つタンチョウのペアのビッグとキカが迎え入れられる台北動物園を訪問し、タンチョウのご縁を学術交流に発展させることについての意見交換をすることにしています。

 こちらとしては門外不出のタンチョウを始めて国外に送り出すのです。尊大になりすぎる必要はありませんが、簡単に受け止められてはつまりません。

 十月にタンチョウのペアが台北動物園にデビューするときは道庁の高橋知事と蝦名釧路市長も現地に飛ぶことになっていますし、地元釧路からもツアーで応援に行こうというプロジェクトが進行中。

 十月末には北海道横断自動車道が難所だった夕張~占冠間で開通をするということもあって、今年の冬は世間の目が道東に向く大きなチャンスです。

 今回の訪台はそんな道東プロジェクトのための露払いでもあります。

 それではちょっと行ってきます。


   【台湾用の名刺もできました】 
コメント
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