今日は釧路の成人式。
旧阿寒町、旧音別町と合併した関係で、成人式は釧路市民文化会館と阿寒町公民館、音別町文化会館の三つの会場で開かれます。
この週末は来年度予算査定作業の真っ最中なのですが、午前でいったん中断して市長と二人の副市長が各会場へ祝辞を述べに向かいました。
市長は市民文化会館で、私は音別町文化会館へと向かいます。
今年は釧路市では男性893名、女性815人、合計1708人が成人式を迎えます。
そのうち音別町では21名が登録されているのですが、皆住民票は移さないまま札幌などで学生をしているとのことで、実際に音別会場で成人式を迎えるのは15名でした。
音別町には高校がないために、釧路市内の高校へ通う人も多く、そうなると釧路市内で成人式を迎える人も出てくるというわけです。
誘い合って式場へ到着した新成人たちは、出迎えていた昔の担任の先生の顔を見て懐かしい再会を喜んでいました。
和気あいあいとした雰囲気で式が行われます。
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成人式と言っても、式そのものは簡単なもので、主催者である教育委員の山口隆先生からの挨拶と私からの祝辞、祝電披露、そして参加者代表による二十歳のメッセージの読み上げです。
誰が誰の子供かがわかっている地域社会ですから騒々しい騒ぎなどなく、粛々と式は進みます。
アトラクションには札幌で活躍中の男女デュオ『スピカペラ』さんによるミニライブが行われて明るい雰囲気のまま、全員で記念写真を撮ってもらって式は終了しました。
彼らがこれから成長した時に故郷はどうなっているでしょうか。
彼らが帰って来たくなるような町、帰ってこれるような町、誇りを持って暮らす町にする責任がずしりと肩にかかります。
「夢をかなえて、人に成るのが成人でもあるでしょう。どんな人に成たいかという夢をもってください」
新成人を応援するメッセージは、私自身の心にも響きました。