エア・ドゥの営業本部長さんが今日釧路市を訪ねて来てくれて、3月31日から就航する釧路~羽田便の時間帯について説明をしてくれました。
それによると羽田発の一便目は朝7時40分羽田発→釧路着9時15分になり、折り返しが釧路空港9時50分発→羽田着11時30分。
二便目が13時50分羽田発→15時25分釧路着、折り返しが16時00分釧路発→17時40分羽田着となるもよう。
これだと、朝一番に東京から出てくるビジネスマンは釧路での10時からの打ち合わせに出席できて、さらに夜遅い他社の便を使えば一日を有効に使って東京に日帰りもできる。
一方釧路ではこれまで東京行朝一番の飛行機が10時発だったために、東京には12時30分着で、13時からの会議に間に合わず、前泊が必要だった。
それが間に合うことで朝一番に上京できて東京での出張の幅が広がった。
もっとも、この話を聞きつけた、東京に家族がいて釧路で単身赴任をしているある方は、「これで前泊ができなくなりますねえ…」と複雑な心境だそう。
いずれにしても、エア・ドゥが二往復分増えることで、東京釧路間の輸送人員が一日約300人ほど増えるので、地域として大いに期待したいところです。
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さて、そんなエア・ドゥさん御一行と話をしていて話題となったのが、「ヒフン」のこと。
「今釧路では『ヒフン』で売り出そうとしています」というと、先方はきょとんとして、「『ヒフン』ですか?悲憤慷慨する悲憤?」
「いえいえ、粉を避けると書いて『避粉』と書きます。これはスギ花粉の広がる季節は、スギ花粉のない釧路へきてください、というプレゼンに使われている言葉なんです」
「ははあ、初めて聞きました。なるほど、暑さを避けるのが避暑なら、花粉を避けるのが避粉というわけですね」
「そうです。2月から3月頃まで、花粉症を我慢して暮らすよりも、釧路へ長逗留してくださった方が体が楽でしょうという宣伝なので、ぜひ航空会社でも使って見てください」
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あまり聞き慣れない単語だと思いましたが、ネットで調べてみると、長崎県の大島や沖縄などへは避粉地ツアーなる旅行も売り出されているようで、少しずつ認知されつつある単語のようです。
杉が自生する北限は青森県とされていて、北海道はせいぜい植えたものが育つ程度で山には花粉症に悩まされるほどの杉はありません。
もっとも、北海道にはシラカバ花粉症があって道産子の中にはこの患者も多いのですが、釧路くらいになるとシラカバもそれほど多くありません。
あくまでも個人的感想ですが、シラカバ花粉症の私も釧路では楽な春を迎えています。
巨大な湿原の力ですね。
さて、避暑も避粉も、長期滞在は釧路へどうぞ。
【参考】釧路長期滞在ビジネス研究会ブログ http://cool946.com/blog/