北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

異例づくめの予算編成

2013-01-06 20:33:40 | Weblog
 釧路市では来年度予算編成の事務作業が佳境に入っています。

 昨日と今日の午前中で、事務的な査定作業はほぼ終了。こののち指摘のあった点を修正して仮の数字を出しますが、特に政策的な判断を要する事項については市長にも同席してもらった中で最終的な決定をしてゆきます。

 中身を見ていると、老朽化した施設の修繕費要求が非常に多くなっていますが、これはひと度修繕するとその施設をしばらくは使わなくてはなりません。

 建て替えや大規模修繕が予定されるようなときには中途半端な投資は控えるべきですし、そこで我慢したがゆえに故障してしまうというリスクも一方ではあります。

 こうしたバランスを絶妙にとりながら査定作業は進んでゆきます。


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 しかし今年は例年とは大きく様相が異なります。

 それは今安倍政権が編成している補正予算があるから。

 来年度に予定している事業のうち、準備が整って補正対応が可能なものについて、これから編成される補正予算に組み入れられれば、まずはそれで補正予算案を作らなくてはなりません。

 同時に補正で執行されたものは来年度予算から外す作業が必要になってきます。

 1月15日には補正予算が閣議決定されると報道されていますが、この段階ではまだ大きな予算枠での決定なので、個別の自治体の具体的な事業に幾らの予算が付いたかという個所付けの結果が見えるのはもう少し遅くなることでしょう。

 二月議会に予算案を提出する日は概ね予定が定まっていますので、補正予算案の作成と同時に来年度予算案を確定させなくてはいけません。

 予算編成舞台は百戦錬磨とは言いながらも、今年の場合は大変なボリュームの事務を限られた時間の中で行わなくてはいけないので大変です。





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 さらに、予算編成が大幅に遅れていることから、地方自治体に幾ら予算が回るかという地方財政計画も整うのが2月末ではないか、と予想されています。

 新年度予算も3月末まででは審議時間が整わず、一か月程度の暫定予算も必至の状態。

 年末の選挙に政権交代と様々なことが異例づくめの来年度編成。

 市民生活に影響が出ないように市役所も臨戦態勢です。担当者の皆さんも健康にだけは留意してください。

  
コメント
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