北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

除雪の意外な応援団

2013-11-01 23:24:50 | Weblog

 

 先日、遠来のお客さんがあって仲間内で歓迎会をしたのですが、その勢いで二次会で最近はもう滅多に行かなくなったスナックへ行きました。

 若い女性がいるようなところでの飲み会は久しぶりでしたが、たまには良いものです。

 お酒を作ってくれた女性と世間話をしていると、日中に仕事をしていて、さらに夜にこうして出てくるという方も多いよう。

 まだまだ景気が戻っている感じはない、と彼女たちは言います。

 「みなさんみたいな方が『苦手で…』なんて言っていないで、もう少し来て下さらないと…」なんて言われて、ちょっとドギマギ。

 もっとも、大人になるとただお酒を飲むよりももっと興味があったり面白いことが増えてくるということもあるし、それに反比例して使えるお金は少なくなるし、でどうしても足が遠のいてしまいがちです。

 使える時間と使えるお金という資源の配分は歳と共に変わるのは仕方のないところなのでしょうか。


    ◆   


 そんな話をしているうちに、仕事柄かなり強引ながら除雪車の話になりました。

 除雪車と言っても、実はいろいろな種類があって、トラックに雪を跳ねのけるブレードがついている除雪トラックや雪を跳ね飛ばすロータリー車、それに薄くなった雪をさらに仕上げるグレーダーなど、その道の状況に応じていろいろな除雪車が働いているのです。

 そんななか、「でも世間の人たちは除雪車なんて興味もないし、そもそも見たこともないんだよね」というと、一人が「え~、私たち結構見ていますよ」とのこと。

「へえ、どこで?」
「だって、冬にお店が終わって帰るころには一生懸命に除雪してくださっているじゃないですか」


 そうでした。夜のお仕事をしている人たちが家路につく夜中から朝方こそが、除雪部隊の一番活躍する時間帯なのでした。

 人々が深い眠りについている頃、彼女たちの帰る道を切り拓き、翌朝の交通を支えているのが除雪部隊なのでした。

「意外だと思う反面、時間帯で言うと皆さんと同じ日常サイクルなんだね」

「はい、いつもご苦労様です。感謝してます」


 意外なところでの除雪部隊への応援団。

 こういう声がちょっとでもあるとおじさんたちはもっと頑張っちゃうんだよなあ(笑)。

 

 

 

コメント
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