北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

十勝と釧根を比べてみたところ…

2013-11-10 23:37:59 | Weblog

 

 

 私にはかつて経験のないほどの暴風に見舞われた今朝の釧路。

 昨夜ホテルの窓越しに聞こえた強い風は夜半から一層強くなり、朝にはとてつもない風が吹き荒れました。

 ラジオでは釧路で最大風速32mを記録したと言っていましたが、さもありなん。あちこちでとたんの屋根が吹き飛ばされた家が続出して、私が見かけたところでも消防隊員がかけつけて屋根の上で応急処置を実施。

 海は大荒れで道路には細い街路樹が倒れてきたり、工事中のカラーコーンが軒並み倒れていたり、飛ばされそうな立て看板を必死で補強する人たちなど、釧路では珍しい暴風に、多くの人が対応に追われていました。

 せっかく釧路へ行ったので、釧路市動物園にお目見えした網目キリンのスカイ君を見に行こうと思っていたのですが、あまりの暴風雨に耐えかねて今回は見送り。楽しみは取っておくことにします。


   ◆   


 帰る途中で道の駅うらほろに立ち寄り、ふと置いてあった十勝地域の観光ガイド情報誌をめくっていると、十勝にはソフトクリームを提供するお店が60件以上もあるとのことでした。

 世界的チェーン店もありはするのですが、地元の小さな個店でオリジナルソフトやジェラートを出しているお店がこんなにあるとは、改めて十勝地域のスイーツ観光の基礎体力の力強さを思い知りました。

 元々十勝は確かに乳製品はもちろん、小麦や砂糖も作れて、六花亭や柳月など名の通ったお菓子づくり企業があることは知っていましたが、心のどこかで(でも乳製品なら釧根だろう)と根拠もなく思っていました。

 しかし店の数や出す品々のバリエーションなどを見ても、十勝は力強いブランド価値があるように思えます。

 試みに、「食べログ」というサイトで、『十勝』×『ソフトクリーム』で検索をかけてみると、出た答えは『2,309店舗、11,694口コミ』という値でした。

 これが『釧路』×『ソフトクリーム』では、『1,384店舗、3,949口コミ』、さらに『根室』×『ソフトクリーム』では『282店舗、592口コミ』なので、この『釧路』と『根室』を足しても十勝には到底勝てません。

 また、道の駅の数でも十勝が14に対して、釧根では併せて7。地域をさらに情報と地域の産物で発信していく拠点の数も違います。

 十勝には農業を基盤とした豊かな町村が多いとは知っていますが、数字でこうしたことを見せられると、アバウトながら十勝は釧根の二倍の力強さに見えます。随分と差があるものです。

 立ち寄った道の駅での置いてある地元産による商品の品ぞろえにも各町村の良い意味での競い合いが見えてとてもシンパシーが湧いてきました。

 世界的ブランドのハーゲンダッツのアイスクリームの原材料は釧根地域の牧場だと聞いたことがありますが、さらにさらにその質の高さを武器にして売り込む実践的な取り組みがあると良い、いや、必要ですね。

 

 

コメント
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