北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

怪我をしてわかること

2013-11-14 22:55:54 | Weblog

 

 皆さんは冬が近づいて寒くなると古傷が痛みませんか。

 二十代の時に、スキーをしていて変な形で転倒し、左肩を強打してしばらく痛くて肩が上がらないということがありました。

 若かったので、医者にも行かずに適当な湿布などをする内に痛みも取れ、治ったと思っていたのですが、それが四十代後半になってからときおり痛むようになりました。

 痛むと言っても常時痛いわけではなく、"コリ"というか"こわばり"というか、筋肉が固くなってこったような痛みが出てくるのです。

 よく「交通事故でケガの後遺症に悩まされる」と聞きますが、まさに同じように、そのときは治ったように見えても後から体の不調が出てくるというのは後遺症に似ています。

 
 同じようなスキーのケガで、左の膝をひねって靱帯を痛めたことがありましたが、このときはさすがに痛かったので、病院へ行って治療をしてもらいました。

 診てくれたお医者さんは触診の後に治療と称して、小さなハンマーのような形状で、ハンマー部分の先が柔らかくて暖かくなるような道具を取り出して、痛めた膝をぽんぽんぽんぽん、何度も軽く叩いてくれました。

「これはどういう治療なんですか?」
「ええ、こうやると早く治るんですよ」

 そのときは(こんなことで効くのかな)と半信半疑でしたが、今振り返ると、その後今に至るまで左膝に痛みが生じるということもなく、あの時の治療が良かったのだと思えます。

 
 スキーを巡る二つのケガの思い出としてはそれだけのことですが、ケガや病気を若いからと言って甘く見たり、それほど酷くはならないという素人の見立てで放っておかずに自分の健康にきちんと関心を持て、という生涯学習的な教訓にはなっているような気がします。

     ◆     

 それとあともう一つ。背中の肩甲骨付近の筋が痛い時には胸の大胸筋の真ん中辺りにコリができて、そこを指圧すると背中の痛みに効いてくるということがあります。

 これは、体の中の神経系統はある道筋で繋がっているという東洋医学でいう経絡(経脈・絡脈)の考え方が如実に分かる事実となっています。

 痛いところを直接刺激せずに、一見無関係な部位の指圧が効くというのは人体の不思議ですが、これもまた勉強すると面白い世界ですね。

 寒い季節、どうぞご自愛ください。

 

 

コメント
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