北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

稚内にあるロシア食文化、バルティカビール

2015-08-07 23:27:57 | Weblog

 

 朝四時半に札幌の自宅を出発。高速道路で深川留萌道へ入り、日本海川沿いをひたすら北上して稚内を目指します。

 稚内には11時に到着し、そこで荷物を整理したり買い物をしてから中頓別へと折り返しました。

 
 稚内では地域の名物としてロシアのビールを調達。スーパーマーケットのユアーズにはサハリンビールが置かれていますが、もう一つ忘れてならないのはロシア最大のビール会社バルティカのバルティカビール。

 以前副港市場でサハリンの音楽集団ルースキー・テーレムが演奏を見せてくれた時に同僚がバルティカの缶ビールを買ってきた記憶があって、副港市場の食品売り場へ行ったところ「ああ、以前は置いていたかもしれませんが、今はありませんねえ」という答え。

(あれれ、どこで買ってきたのかなあ?)としばし復興市場周辺をうろうろしていたところ、ロシア風居酒屋「ペチカ」の看板に、まさにバルティカビールの写真が載っていました。

 営業の時間にはまだ早かったのですが、裏手へ回ってみるといつもお世話になっている女性が仕込みの作業中で、快く売ってくれました。

 お釣りをくれながら、「バルティカビールは今はここでしか売っていませんもんね」とちょっと嬉しそうにしてくれた笑顔がステキです。


 さてバルティカの缶ビールは二種類あって、青い缶には数字の「3」が、赤い缶には数字の「9」が描かれていてどちらも500ml缶で売られています。

 バルティカNO.3の方はアルコール分が4%以上5%未満と日本のビールとあまり変わりませんが、バルティカNO.9の方はアルコール分がなんと8%と日本のビールには見られない強さです。

 酒に強いロシア人の好みに合わせるとビールもこうなるのでしょうか。ちなみにお値段は1本650円でした。


 味の方は日本のビールとそれほど大きな違いはなく、違和感がなく飲めます。

 こうしたロシア風俗に慣れ親しめるというのは稚内の地域アイデンティティの一つであり観光コンテンツとしても価値あるものに違いありません。

 互いの料理やお酒など、食文化による交流で地域を盛り上げましょう。稚内のお土産に困ったらぜひロシアビールをどうぞ。


       ◆ 


 お酒を仕入れてからはまだ日本の北端を見たことがないという娘のために宗谷岬を巡ってから中頓別町へと向かいました。

 今日一日での走行距離は500㎞ほどにもなり、さすがに長女の旦那さん、つまり義理の息子に時々運転を変わってもらいながらの運転で疲れました。

 明日は中頓別朝を堪能する予定です。

 

コメント
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